長年に渡り、子供を中心に圧倒的な人気を集める、テレビアニメ『それいけ!アンパンマン(以下、アンパンマン)』(日本テレビ系)。
2025年には、『アンパンマン』の作者である、やなせたかしさんと妻の暢さんをモデルとした、連続テレビ小説『あんぱん』(NHK)が放送され、話題になりました。
母親の、@1bashi0121さんが育てる、1歳の息子さんも『アンパンマン』が大好き。
同年9月、『アンパンマン』の世界観が楽しめる施設『アンパンマンこどもミュージアム』に初めて家族で訪れた際のエピソードをXに投稿したところ、注目を集めました。
初めて、ステージでアンパンマンを見た息子が…
投稿者さんいわく、「絵に描いたような活発な男の子」だという、息子さん。
しかし、ステージ上でキャラクターのアンパンマンが歌い踊る姿を、じっと静かに目で追っていたといいます。
冷静な息子さんを、投稿者さんは「あまり楽しんでいないのかな?」と思いながら、眺めていたそうです。
その後、ステージが終了したため、投稿者さんは息子さんに「アンパンマンが『バイバイ』だって」と伝えました。
すると、息子さんの姿に、投稿者さんは驚きます。静かに見ていた息子さんが、ホロホロ涙を流して、声をあげずに顔だけしかめて泣き出したのです!

※写真はイメージ
アンパンマンとの別れを悲しく思い、涙を流し始めたという、息子さん。
退屈していたわけではなく、心の中でじっくりと、アンパンマンのステージを楽しんでいたのでした…!
泣き出した息子さんを見て、「ママも泣いた」という、投稿者さん。
1歳とは思えない、大人びた息子さんの反応には、11万件以上の『いいね』とさまざまなコメントが寄せられました。
・胸がギュッとなりました。真剣に見ていたんだね…。
・目の前にアンパンマンがいる状況に、実感が湧かなかったのかな?かわいい。
・じっくり味わうタイプなんでしょうね。渋い!
・頭の中はフル回転していて、いろいろなものを得たんだと思います。
・『噛み締めるタイプのオタク』か…。
「あんたの『推し活』を全力で支えよう」ともつづっていた、投稿者さん。
素敵なエピソードに胸を打たれた筆者は、投稿者さんに取材を行いました。
息子のリアクションは、両親からの…
――息子さんは、いつ頃から『アンパンマン』が好きなのでしょうか。
おそらく生後3か月頃には、アンパンマンのぬいぐるみを目の前で振ると、笑ってくれていたと記憶しています。
1歳を過ぎた頃からは、『アンパンマン』の映画が大好きになり、「パンマン」といって再生を要求してくるようになりました。
アンパンマンへの情熱は、日に日に高まっています。
――投稿者さんは、息子さんがなぜ、静かにアンパンマンを見ていたのだと思いますか。
母親である私は『歴史オタク』で、墓や城に行くと、歴史事象に思いを馳せ、静かに手を合わせるタイプです。
夫はプロボクサーの井上尚弥さんが好きで、現地では、拳を握りしめて一挙手一投足を見守っています。
息子の反応は、コメントにもあった通り『噛み締めるタイプのオタク』な夫婦からの遺伝だと納得しました。
『オタ活』というのは、人生に彩りを与えるので、息子は今後もいろんな物事に興味を持ち、何かしらのオタクになれるほど熱中できるものが見つかるといいなと思います。
自分の好きなものを見つけ、静かに熱中できる両親の血を引き継いだ、息子さん。
熱心な『アンパンマンオタク』になる日も、遠くないかもしれませんね。
これからも、さまざまなものに刺激を受けて、伸び伸びと成長していくことでしょう!
※本記事は投稿者様の許諾を得た上で掲載しております。
[文・構成・取材/grape編集部]