お弁当に添えるデザートとして、リンゴや梨は定番といえるでしょう。
しかし、切ってからしばらく経ったリンゴや梨が変色してしまった…なんて経験はありませんか。
「塩水につけるといい」「砂糖水もおすすめ」など、さまざまな方法があるようですが、果たして、それぞれどのくらいの効果があるのでしょうか。
気になった筆者が、実際に検証してみました!
リンゴ・梨の変色防止ワザを比較してみた
筆者は、以下を使った変色防止ワザを実験していきます。
・塩水
・砂糖水
・レモン果汁を入れた水
・ハチミツを混ぜた水
・炭酸水
まず、カットしたリンゴと梨を、それぞれの液体に浸します。
5~10分ほど浸したら、液体から取り出してください。
しょっぱくなりすぎないよう、塩水のみ、浸す時間は1~2分にしましょう。

リンゴと梨にふんわりとラップをし、冷蔵庫に入れて、3時間ほど放置しました。
3時間後、リンゴと梨の変色具合は…
まずはリンゴの状態を見ていきましょう。
写真左から、『塩水』『砂糖水』『レモン水』『ハチミツ水』『炭酸水』『何にも浸していないもの』です。


側面も見ていきます。


リンゴのカット方法などにもよりますが、一番右側の『何にも浸していないもの』に比べると、変色が防げているように見えるでしょう。
筆者の検証では、特に『塩水』『砂糖水』『ハチミツ水』に浸したリンゴが、変色が少なかったようです。
次に、梨を見ていきます。


側面がこちらです。


リンゴほど、はっきりとした違いがあるわけではないものの、芯に近い部分や端のほうの変色が防げているように感じます。
特に、『塩水』に浸した梨が、変色部分が少ないようです。
さまざまな変色防止法、味の違いは?
果物を食べる時、見た目と同じくらい気になるのが『味』ですよね。そこで、浸す液による味の変化を食べ比べてみました。
リンゴ、梨ともに、ほとんど味に影響がなかったのは『レモン水』『ハチミツ水』『炭酸水』。『何も浸していないもの』と比べても、筆者は大きな差を感じませんでしたよ。
一方で、『塩水』に浸したものは、浸す時間を短時間にしてもなお、塩気を感じます。
また、『砂糖水』に浸したものは、ほんのり甘みがプラスされた印象。購入したリンゴや梨が「ちょっと酸っぱいかも…」という時には、変色防止と同時に、甘さを足す手段として使えそうです。
ひと口に『変色防止法』といっても、それぞれに特徴がありました。果物の状態や用途に合わせて、使い分けてみてはいかがでしょうか!
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[文・構成/grape編集部]