1年を通して手に入るキノコですが、秋の味覚の1つとして頭に浮かぶ人も多いでしょう。
和洋中、さまざまな調理法で楽しむことができますね。
本記事では管理栄養士の筆者が、簡単レシピ『キノコとカマンベールチーズの炊き込みご飯』を紹介します。
炊飯器にお任せなので、手軽に作ることができますよ。

『キノコとカマンベールチーズの炊き込みご飯』の作り方
用意するものは以下の通り。
【材料(4人分)】
・お好みのキノコ 1パック
・カマンベールチーズ 1個
・塩 小さじ2分の1杯
・顆粒コンソメ 小さじ1杯
・オリーブオイル 大さじ1杯
・お好みでパセリ 適量

キノコはお好みのものでOKです。筆者はマイタケ、エリンギ、シメジがセットになったものを使いましたが、1~2種類でもいいですよ。
計量したところ、1パックの重さは159gでした。用意する時の参考にしてください。

まず、キノコは石突を落として食べやすく手でほぐしたり、包丁で切ったりしましょう。カマンベールチーズは放射状に八等分になるように切れ目を入れます。

研いで浸水しておいた米に2合分の水を入れて、塩、顆粒コンソメ、オリーブオイルを加えてください。

キノコを全体に散らして、カマンベールチーズを中央にのせたら、普通モードで炊飯します。

炊き上がりました!

カマンベールチーズのとろけ具合とたっぷりのキノコが、見た目にも食欲をそそります!

あとは全体を混ぜて、茶碗に盛って、お好みで刻んだパセリをかけて完成です。
お茶碗にカマンベールチーズをきれいにのせたい場合は、一度チーズを別皿に取り分けてから全体を混ぜ、仕上げに盛りつけるとよいでしょう。

食べてみると、キノコとチーズはそれほど強く主張せず、たっぷりと食べられそうなおいしさで、食欲の秋にぴったり!
チーズというと洋風の料理が思い浮かびますが、和風献立にあわせてもおいしかったです。
パセリの代わりに黒コショウでアクセントをつけるのもおすすめ!ぜひお好みで楽しんでください。
キノコとチーズはおいしいだけじゃない!
ピザやホイル焼きなどさまざまな料理に使われるキノコとチーズですが、実はおいしいだけでなく、栄養面でもよい組み合わせです。
チーズに多く含まれるカルシウムは骨の主成分で、キノコに多く含まれるビタミンDは腸からのカルシウムの吸収を助ける働きがあります。
丈夫な骨のためにはカルシウムはもちろん、ビタミンDも欠かせません。
また、チーズは善玉菌の1つである乳酸菌を含む発酵食品で、キノコは食物繊維を多く含みます。
善玉菌と善玉菌のエサになる食物繊維やオリゴ糖を含む食品を摂取することは、腸内環境を整えるために大切です。
キノコとチーズがおいしく食べられる炊き込みご飯。一度試してみてはいかがでしょうか。
[文/小泉明代 構成/grape編集部]

フリーランスの管理栄養士、料理研究家。
レシピ開発や記事執筆・撮影、調理、フードスタイリングなど、食や栄養に関するさまざまな業務をおこなう。
健康的でおいしい料理や献立、手軽に栄養摂取できる工夫などを発信している。
⇒ブログ、Instagram、X。grapeにて『今日のごはん、何にする?』を連載中。