真っ直ぐと尾を引いた姿が美しい、彗星。

毎年、多数の彗星が見つかっていますが、暗くて肉眼では見えないものが多いといいます。

しかし、2025年1月にアメリカのレモン山天文台の観測によって発見された『レモン彗星』は、ひと味違うのだとか。

なんと同年10月末頃には、肉眼でも観測できるほど明るくなる可能性があるそうです!

grapeは、そんなレモン彗星について、国立天文台にうかがいました。

現時点でも観測可能? 国立天文台の予想を聞くと…

レモン彗星が、肉眼でも観測できる可能性があるというのは、本当でしょうか。

2025年9月18日、grapeが国立天文台に見解をうかがうと、このような回答がありました。

10月下旬から11月初旬には、3等級程度の明るさになる予想です。

暗いところであれば肉眼でも観測できる可能性があり、双眼鏡なら、よりよく見えるでしょう。

ちょうど、レモン彗星が明るく見える時期に当たる同年10月21日には、新月を迎えます。

月の明かりがないので、レモン彗星が観測しやすくなるかもしれませんね!

「肉眼でも見えるかも」と国立天文台が予想する 『レモン彗星』とは
彗星

※写真はイメージ

3等級の明るさといえば、星だとおおぐま座の『メグレズ』、カシオペヤ座の『セギン』などがあります。

しかし、彗星は全体的にぼやけて見えるため、星に比べると少し暗く見えてしまうそうです。

また、同天文台によると、すでにレモン彗星を見ること自体はできるといいます。

午前4時頃に、東北東の方角を向けば、レモン彗星を見られますよ。

ただし、明るさは8~9等級なので、肉眼では観測できません。望遠鏡などを使う必要がありそうです。

明るさを増していくレモン彗星 ネットの反応は?

国立天文台は、レモン彗星に対して「ここまで明るく見える彗星は珍しい」と語りました。

今後も明るさを増していく予想に、ネット上ではこのような声が上がっています。

・ピークになるまでに眼鏡を買い直さないと。

・新月の日はチャンスだな。絶対に見たい。

・レモン彗星という名前がいい。

・楽しみです!晴れてほしい。

珍しい彗星に、期待が高まっているようです。

実際に、予想通りの明るさになってくれるのでしょうか。続報が楽しみですね。

あなたも、レモン彗星の観測を、10月の予定に加えてみてはいかがでしょうか。

素晴らしい天体ショーを、目撃できるかもしれませんよ!

過去の彗星に関するエピソードを知りたい人は、こちらの記事からご覧ください。

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[文・構成・取材/grape編集部]

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