「プリンに醤油をかけるとウニの味」「アボカドにわさび醤油をつけるとトロの味」…など、世間でまことしやかにささやかれる、『なんちゃってレシピ』の数々。
耳にしたことがある人も、多くいるでしょう。
筆者はその中でも「意外とおいしいのでは?」と感じたメニューに挑戦してみることにしました。
エノキを使った『ホタテ風』バター焼き
「エノキの根元はホタテ味」という噂を聞いたことはありませんか。
本記事ではライスペーパーを使って、エノキをまるごと『ホタテ風』にするレシピを試してみたいと思います。

まずはエノキの石づきを落とし、根本に包丁を入れて割いていきましょう。
筆者は3等分に切り分けました。

次にライスペーパーを濡らして、エノキを1束ずつ巻いていきます。
巻きが甘いと、後で切った時に崩れてしまうことも…。なるべくきつく巻いてくださいね。
ライスペーパーを巻き終わったエノキは、そのまま皿にのせるとくっついてしまうので、濡らしたキッチンペーパーを敷いて並べるとよいでしょう

エノキをひと口大に切り分けていきます。
切り口の両面に片栗粉をまぶしましょう。

準備が整ったら、フライパンに油を入れて熱し、揚げ焼き状態にします。
両面を焼き、バターを投入後、醤油を回しかけてください。

バターと醤油が全体になじんだら、でき上がりです!

さて、本当にホタテのような味になったのかというと…近い、かもしれない!
エノキの根元とホタテの貝柱は見た目の通り、『スジ感』のある噛み心地が特徴的です。
さらに片栗粉をつけてカリッと焼いたことで歯ごたえが増し、食感がより近くなったように感じます。
香りまでホタテとはいい切れませんが、バター醤油が強く香るためか、キノコの匂いはそれほど感じませんでした。
数百円で『本物そっくり』が味わえるレシピ。身近な人に「ホタテだと思う?」と振る舞ってみてもいいかもしれません…!
[文・構成/grape編集部]