あまり見慣れない漢字でも、意味を知ると意外と身近な言葉だった…ということはありませんか。
今回は、ほとんどの家庭にあるであろう日用品の、難読漢字を3つピックアップして紹介します。
意外と知らない?日用品の難読漢字3選
世の中には、ひらがなやカタカナで書く言葉が多いため、漢字で書かれるとピンと来ないものも少なくありません。
抽斗
『抽斗』。この漢字の読み方を知っていますか。
引っ越したばかりで、まだ物を揃えていない家でない限り、ほとんどの家庭にあるものです。
一般的には、あまり使われない漢字のため、少し難しいかもしれません。では、正解を見ていきましょう。

※写真はイメージ
正解は、引き出しです!
漢字の由来は中国語にあり、『抽』は引くこと、『斗』は四角い桝(ます)を意味し、2つの漢字が合わさって『抽斗』になったといわれています。
とはいえ、日常的に使うのは『引き出し』なので、豆知識程度として覚えておくといいですね。
如雨露
続いては、『如雨露』です。
3文字の漢字が並んでいると少し難しそうですが、こちらは意外と簡単な問題。
自宅で植物を育てている人なら、必ず持っているもの…といえば、お分かりですよね。

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そう、正解はじょうろです!
『如雨露』という漢字は当て字。ポルトガル語で水の噴出を意味する『jorro(ジョルロ)』が由来になったといわれています。
俎板
最後の問題は、『俎板』です。
何を指している漢字なのか分かりますか。
ヒントは、料理をする人の家には、必ず置いてあるもの。
少し考えてから、答えを確認してみてください。

正解は、まな板でした!
『まな板』という言葉は、熟語の一部をひらがなで書く交ぜ書きで、漢字だけで書くと『俎板』となります。
あなたは何問正解できましたか。
普段使っている日用品も、漢字で見ると「あれ?」と思うものは、意外と多いですよね。
漢字を調べると、由来に面白い歴史が隠されていたり、新たな発見につながったりすることもあります。
まずは身近な物の漢字から調べてみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]