鮭といえば、フライパンやグリルで焼く調理法が定番。しかし、焼き時間が長くなると身がパサつきやすく、皮や表面が焦げてしまうこともしばしば。
一方で、最近注目されているのが、ゆでるという調理法。じっくり低温で火を通すことで、しっとりふっくらな仕上がりになるようです。
そこで、焼いた鮭とゆでた鮭を比較しながら、その噂を検証してみました。
鮭のおいしい食べ方とは?
まずは、スーパーマーケットで購入した鮭の切り身を中火で5~6分、両面をしっかり焼いて調理しました。
やはり焼き立ては香ばしさがあり、食欲をそそる定番の味わいです。

次に、鮭を鍋でゆでる調理法を試してみます。まずは、鮭の切り身を流水で洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。

その後、水に酒を少し加えたお湯に鮭の切り身を入れ、弱火でじっくり8~10分ゆでましょう。水気を切れば完成です。

「これは同じ鮭なの!?」と思ってしまうほど、異なった仕上がりになりました。ゆでた鮭は本来の色味が抜けて、身が白くなっているのが分かります。

実際に食べて比較してみたところ、確かな食感の違いを感じられました。
焼いた鮭は、香ばしさが際立ち、パリッとした皮が印象的ですね。
一方、ゆでた鮭は、より身がふわっとしていて、ほどけるように柔らかい食感でした!

どちらにも魅力はあるものの、ゆで鮭のしっとり感と優しい味わいは予想以上。特に冷めても固くなりにくいようで、冷製パスタやサラダに追加するなど、アレンジ用途にもぴったりでしょう。
ただし、香ばしさや皮のパリッと感を重視するなら、やはり焼き鮭がおすすめ。味の好みや使う場面によって、どちらを選ぶかがポイントになりそうです。
焼くだけが正解ではない鮭の調理法。しっとりとしたゆで鮭は、新たな定番になるポテンシャルを秘めているといえます!
忙しい朝やアレンジ料理に取り入れてみてくださいね。
[文・キジカク/構成・grape編集部]