味噌にネギといった薬味を加えて、焼いて作る『焼き味噌』。

戦国時代の名だたる武将たちも、食べていたかもしれない歴史ある調理法です。

筆者は、織田信長が食べていたという説のある、焼き味噌を使った湯漬けを作ったことがあります。

「おいしすぎて…手が止まらない!」 最高のおにぎりを作った『ペースト』の正体は…?
焼き味噌の湯漬け(撮影:grape編集部)

撮影:grape編集部

すっかり焼き味噌の味にハマってしまったので、現代でも食べやすいアレンジを考えてみました!

朝食やお弁当でも活躍しそうなので、ぜひ、試してみてくださいね。

焼き味噌を塗る?混ぜる? 簡単アレンジ3選

筆者は、焼き味噌の湯漬けを作るにあたって、岐阜県岐阜市大宮町にある岐阜市歴史博物館などに取材。

取材で得た情報などをもとに、試行錯誤した結果、八丁味噌を使ったレシピで、まろやかでコクのある『焼き味噌』を作ることができました。

織田信長も食べた? 戦国時代の味噌レシピに挑戦した結果…

筆者が作った焼き味噌の材料が、こちらです。

【材料(1人分)】

・八丁味噌 大さじ1杯

・細ネギ 適量

・ショウガ 適量

・白ゴマ 適量

・冷ましたご飯 茶碗1杯

・お湯 適量

意外と塩辛さはなく、八丁味噌と薬味がマッチしていて、おいしいですよ。

おにぎり

まずは、この焼き味噌をおにぎりの具にしてみましょう!

以前作った湯漬けでは、冷えたご飯を使っていたのですが、おにぎりでは炊き立てフワフワのご飯で握りました。

半分にカットしてみると、このような断面に。

「おいしすぎて…手が止まらない!」 最高のおにぎりを作った『ペースト』の正体は…?
おにぎりの断面(撮影:grape編集部)

撮影:grape編集部

食べてみると、ご飯の熱で柔らかくなった、焼き味噌の濃厚な香りが口の中いっぱいに広がっていきます!

ショウガのポリポリとした触感も、アクセントになっていて、時たま白ゴマの風味もしました。

味が濃いので、ご飯との相性は最高。食べる手が止まりません!

焼きおにぎり

続いては、焼きおにぎりにしてみました。

ご飯と焼き味噌を混ぜ合わせてからおにぎりにして、1000Wのトースターで片面5分ずつ焼きます。

おにぎりの時とは違った、ずっしりとした見た目が食欲を誘いますね。

「おいしすぎて…手が止まらない!」 最高のおにぎりを作った『ペースト』の正体は…?
焼きおにぎり(撮影:grape編集部)

撮影:grape編集部

焼き目がついたことで、先ほどのおにぎりとは違う、香ばしい味噌の味になっていました!

おにぎりと比べると、焼きおにぎりのほうが味噌の味が分散していて、より塩辛さが薄れています。

とても食べやすく、ぺろりと食べ終わりました。

トーストアレンジ

最後に、洋風アレンジもしてみましょう。

まず、トーストに焼き味噌を薄めに塗っていきます。

「おいしすぎて…手が止まらない!」 最高のおにぎりを作った『ペースト』の正体は…?
トーストに焼き味噌を塗る

撮影:grape編集部

その上からチーズをのせて、こちらも1000Wのトースターで10分焼いてみました。

焼き上がりを見てみると…。

「おいしすぎて…手が止まらない!」 最高のおにぎりを作った『ペースト』の正体は…?
トースト(撮影:grape編集部)

撮影:grape編集部

チーズの香りがたまらない!

筆者はスライスチーズを使いましたが、シュレッドチーズを使うと、より豪華な見た目になるでしょう。

半分にカットしたら、柔らかくなったチーズが伸びて、とてもおいしそうです。

「おいしすぎて…手が止まらない!」 最高のおにぎりを作った『ペースト』の正体は…?
カットしたトースト(撮影:grape編集部)

撮影:grape編集部

ご飯よりも、焼き味噌の味を強く感じますが、チーズが包み込んでくれたおかげで、程よい味わいになっています。

焼き味噌とチーズの素晴らしい相性に、いつの間にか「おいしすぎる!」と叫んでいました。

3つとも、焼き味噌をストックしておけば、朝にパパっと作れるメニューですよね。

贅沢な朝ご飯、お弁当のおかずとして、作ってみてほしいです。

多くの人が焼き味噌を愛してきた理由が、ひと口目で伝わることでしょう!

[文・構成/grape編集部]

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