・「ずるい」「いいご身分だな」と目の前で聞こえるように話されました。

・マタニティマークをつけていたらお腹を押されたことがあります。

・席を譲ってもらったので座ろうとしたら、わざと別の人が割り込んできた…。

・嫌がらせが多すぎて、マタニティマークを外しました。

SNSでこうした『妊婦あるある』を見たことはありませんか。

マタニティマークは、見た目だけでは分かりにくい妊娠初期にも周りが配慮しやすくなるよう、妊婦が身につけておくマーク。

しかし、マタニティマークをつけることによって、逆に危険にさらされてしまうこともあるようです。

かく言う筆者も妊婦の1人。他人事ではありません。

初めてマタニティマークをつけた女性 電車に乗ると…「泣きそうになった」
電車内の様子

※写真はイメージ

初めてマタニティマークをつけた妊婦が電車に乗ると…

妊婦になり、母子手帳の交付とともにマタニティマークを入手した筆者。

まだお腹も出ていない妊娠初期、初めてマタニティマークをつけて電車に乗りました。

「席を譲ってほしい」というよりも、「周りの人からどういう目で見られるのか」ということばかりが気になります。

ネットで目にするさまざまなエピソードを思い出し、「自分も心ない言葉をかけられるのでは…」と不安を覚えていました。すると…。

「どうぞ、座ってください」

近くに座っていた女性が素早く立ち上がり、席を譲ってくれたのです。

筆者がつけていたマタニティマークのストラップを見て声をかけてくれたのでしょう。

つわりで長時間立っているのがつらかった筆者にとって、とてもありがたい経験となりました。

初めてマタニティマークをつけた女性 電車に乗ると…「泣きそうになった」
マタニティマーク(撮影:grape編集部)

撮影:grape編集部

SNSではセンセーショナルな投稿が注目されがちです。特にネガティブな話題には、多くの人が刺激され、さまざまなコメントが集まります。

しかし、よく見れば「席を譲ってもらって泣きそうになった」「勇気を出して譲りました」といったコメントもあふれているでしょう。

周囲に恐怖するばかりではなく、優しくしてくれる人たちの温かさを感じながら、感謝もしつつ日々を過ごしていきたいですね。

[文・構成/grape編集部]

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