キッチンは毎日使う場所だからこそ、ものが増えやすく散らかりやすい場所です。

調理器具や調味料、食品ストックなどが雑然としていると、使いたいものがすぐに見つからず、調理の効率も下がってしまうでしょう。

本記事では、キッチンをすっきり整理するためのコツと、収納を長くキープするための工夫を紹介します。

キッチン整理はものの見直しが第一歩

キッチン収納を整えるには、まず現状をリセットすることが大切です。

住宅設備機器メーカーのクリナップ株式会社のウェブサイトでは、整理の基本ステップを以下のように紹介しています。

一度収納してあるものを全て出してから「使っているモノ」と「使っていないモノ」に分けていきます。使っていなかったり、使用頻度が低かった場合はキープ期間を設けた上で処分を検討したりしてはいかがでしょうか。


クリナップ ーより引用

いきなり収納場所を変えるのではなく、まずはものの見直しから始めることがポイントです。

使っていない調理器具や期限切れの食材などは思い切って処分し、必要なものだけを残すことでスペースがグッと有効に使えるようになります。

使う頻度や動線を意識して、よく使うアイテムを取り出しやすい位置にまとめていきましょう。

使いやすさを左右する『ゾーニング』

キッチン収納の整理で重要なのが、どこで何を使うかを考えたゾーニングです。

調理スペースやシンク下、コンロまわりなど、それぞれのエリアごとに使うものをまとめると、動線が短くなり作業がスムーズになります。

・シンクの下:洗剤、スポンジ、掃除用品などの水回りで使用するアイテム。

・コンロまわり:鍋、フライパン、油、調味料など。

・調理台の近く:まな板、包丁、ラップなど。

上記のように、使う場所の近くに収納するだけで、取り出しやすく元の場所に戻しやすいキッチンに変わります。

また、収納ケースや仕切りトレーを使う際は、見える取り出せる戻せるの3つを意識すると、快適さと美しさが長続きするでしょう。

家族全員が使いやすい『維持しやすい収納』にする工夫

※写真はイメージ

せっかくキッチンを整理しても、数週間で元通りになってしまうことは少なくありません。

原因の多くは、家族全員がものの定位置を把握していないことです。

ラベルを貼ったり、ケースごとに入れるものを決めたりしておけば、家族が片づける時でも迷いにくくなるでしょう。

また、ストック品を持ちすぎないことも大切です。

食品や日用品は、1つ使い切ったら1つ買うなど、自分に合ったルールを決めておくと、キッチンのスペースを無駄なく使えます。

さらに、定期的に収納を見直す日を設けて、使っていないものをチェックすると、すっきりとした状態を保ちやすいでしょう。

キッチン収納の整理は、ものの見直しゾーニング維持の工夫がポイントです。

まずは、キッチンに収納しているすべてのものを外に出して、使っていないものを手放すことからスタート!

ほんの少しの工夫で、料理も片づけも気持ちよくできる空間に整えていきましょう。

[文・構成/grape編集部]

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