塩を保管しているとカチカチに固まってしまうことがあります。使いにくいので、なんとかサラサラに戻したいところですよね。
一度固まってしまった塩をサラサラに戻す方法はあるのでしょうか。
業務用、家庭用、工業用の各種塩種を扱う、東京ソルト株式会社(以下、東京ソルト)に聞きました。
そもそも塩はなぜ固まるのか
そもそも、塩はなぜ固まるのでしょうか。東京ソルトからはこのような回答がありました。
塩が固まるという現象は、湿度の変化によって起こります。
塩を湿気のあるところに放置しておくと、塩の結晶の表面に空気中に含まれる水分がほんのわずかですが付着します。
この水分によって塩の表面が溶けてきます。
その状態から、今度は湿度が下がり表面の水分が乾いてくると、塩の表面にはわずかな結晶が現れます。
この2つの状態を繰り返すことによって塩の結晶同士がくっつき合い、やがて目に見える固まりになってしまうのです。
塩が固まってしまう主な原因は湿度。
日本は降水量が多く、多湿な気候なため、塩が固まりやすいそうです。
固まった塩は元に戻せる?
続いて、固まってしまった塩をサラサラに戻す方法を聞いてみました。
東京ソルトによると、以下のような解決法があるとのことです。
そういった場合は、塩を温めるのがよいでしょう。 フライパンなどで軽く炒り、水分を飛ばすと効果的です。
フライパンを使用する際は、塩が焦げつかないようにフライ返しなどでかき混ぜながら行ってください。
※写真はイメージ
東京ソルトによれば、「軽く炒っても変質はしない」そうです。
また、塩を温める手段として「電子レンジを使用するのはNG」とのことですので、注意しましょう。
塩が固まる(固結といいます)理由については研究が進んでおり、上記についてはあくまでも一般的な説明として理解してください。
もし塩が固まってしまったら、東京ソルトのアドバイスどおり軽く炒ってみましょう!
※本記事は出典元企業の許諾を得た上で掲載しております。
[文・取材/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]









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