朝から天気がよく、「今日は絶好の洗濯日和!」とはり切って干したにもかかわらず、突然の雨でびしょ濡れになってしまった経験はありませんか。
その場合、「もう一度洗うべき?」「そのまま乾かしても大丈夫?」と迷う人も多いでしょう。
雨で濡れた洗濯物の正しい対処法を、専門家が教えてくれました。
雨に濡れた洗濯物はどうするのが正解?
洗濯物が雨に当たってしまった時、実はそのまま干すのはNGなのだそうです。
『コインランドリーピエロ』を運営する、株式会社センカクによると、雨には大気中のチリやホコリが混ざっており、洗濯物が再び汚れてしまうとのこと。
さらに濡れた状態で放置すると、生乾き臭の原因にもなるといいます。
※写真はイメージ
とはいえ、急な雨に見舞われることも少なくありません。そのような時は、雨除けカバーなどを活用して衣類を守るのも1つの方法です。
また、乾かす時間を短縮したい人には、コインランドリーの利用もおすすめ。高温の熱風でしっかり乾かすことで、嫌なニオイも防げます。
少しの工夫で、雨の日でも快適に洗濯ができるでしょう。
洗濯の基本を見直して衣類を長持ちさせる
何気なくやっている洗濯の習慣も、見直してみると意外な発見があります。
防水衣料の扱い方やタオルの乾かし方、洗剤の入れ方を少し工夫するだけで、仕上がりや使い心地が変わることも。
毎日の家事が少し楽しく感じられるはずです。
防水衣料の洗濯機使用は危険!
ウエットスーツやレインウェアなどを、そのまま洗濯機に入れていませんか。
しかし、防水性のある衣料を洗濯機で洗うのは非常に危険です。
電気産業の発展と安全基準の整備を目的に活動する、一般社団法人日本電機工業会によると、内部に水が溜まることで脱水時にバランスを崩し、異常振動や転倒の原因になるのだそう。
安全に洗うためには、洗面器や浴槽での手洗いが基本。
洗う前にタグを確認し、防水素材かどうかを見極めてからお手入れしましょう。
タオルがふんわり仕上がらない理由
顔や身体を拭くタオルがゴワゴワだと、心地よく使えませんよね。
日用品や化粧品などを展開する、花王株式会社のInstagram、花王アタック(kao_attack_jp)によると、タオルがふんわり仕上がらないのは、タオルの交換頻度と詰め込み洗い、柔軟剤の量、天日干しの4つのNG行動が関係しているそうです。
干す前にタオルをバサッと振って繊維を立たせる、乾燥機を使うなど、少しの工夫でふんわり感を取り戻せます。
洗剤投入口の使い方で洗濯が変わる!
洗濯をする際、中に入れた洗濯物の上から直接洗剤を入れていませんか。
手軽に思える方法ですが、このやり方では、洗剤が均等に行き渡らず、色落ちや洗い残しの原因になることがあります。
そんなトラブルを防ぐために役立つのが、洗剤投入口です。
注水と同時に洗剤が洗濯槽内に入って広がっていくので、ムラなく洗えるうえ、予約運転でも原液が衣類に触れにくく安心です。
[文・構成/grape編集部]

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