子育てをしていると、ある日ふいに「成長したんだな」と胸がぎゅっとなる瞬間があります。

子供の成長を嬉しく思いながらも、ちょっぴりさみしいと感じてしまいますよね。

小学3年生の娘を育てる筆者にとって、それは『サンタクロース問題』がついにやってきた時でした。

サンタクロースを疑い始める娘

毎年クリスマスになると、娘はサンタクロースに手紙を書き、牛乳とクッキーを用意します。

朝になるとリビングにプレゼントが置かれ、空になったコップと少しかじられたクッキーを見つけては「サンタさんが来たんだ!」と本気で喜んでいました。

その姿は、慌ただしい日々をふっと温めてくれる宝物のような時間です。

小3娘の母「思わず笑った」 サンタは親と疑い始めた小学生が?
子供の手紙(撮影:エニママ)

撮影:エニママ

クリスマスムードに包まれる2025年12月中旬。娘がふと真顔でこう言いました。

「ママ、サンタさんって親説あるよ」

「ついにこの日が来たか…」と内心ざわつきつつ、「どうだろうね~」とごまかす筆者。

まだまだ純粋な世界で楽しんでほしい気持ちが勝り、「あっ、おやつ食べる?」など全力で話題をそらします。

友人との会話で深まる疑惑

その後、娘の疑惑はさらに深まることになります。

我が家に娘の友達が遊びに来た時のこと。筆者が2人の会話をなんとなく聞いていると…。

友達「サンタさんって、やっぱり親説あるよね~。うちは枕元にプレゼントが置いてあるけど…」

娘「枕元?うちはリビングなんだよね。

親が置いているのかな…」

家庭によってプレゼントの置き場所が違うことを不審に思いつつ、娘は小声で、このようにつけ足しました。

「でもさ…去年はなぜかちょっと部屋が荒らされてたんだよね…

疑いが深まりすぎて、ついには『謎の荒らし疑惑』まで浮上し、思わず笑ってしまいました!もちろん、筆者は部屋を荒らしていません。

その日以来、クリスマスの話題になるたび、娘は「でもさ~、サンタさんって不思議だよねぇ」と、探るように話しかけてきます。

筆者は毎回、平静を装いながら必死にごまかし続けていますが、いつか真実にたどり着く日がくるのでしょう。

「もう少しだけ、まだまだ純粋な娘でいてほしい」と願う筆者なのでした。

[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]

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