前後編で展開する映画『教場 Reunion/Requiem』で、齊藤京子が第205期生徒・星谷舞美を演じた。木村拓哉演じる風間公親のもと、警察学校を舞台に張り詰めた日々が描かれる本作で、星谷は成績優秀で芯の強い"しっかり者"として存在感を放つ役どころだ。
――改めて本作への出演が決まったときのお気持ちから聞かせてください
「まさか『教場』に自分が携わることができるなんて思っていませんでしたし、とにかくうれしかったです。最初に台本を見たときからすごく大変そうだなとも思ったんですけど、それを乗り越えて頑張ろうと思えるぐらい、うれしさのほうが大きかったですね」
――最初から最後まで緊張感が途切れないストーリーですよね。観ている側も息を詰めるような場面が続きますが、撮影現場もやはり、常に張り詰めた空気の中で進んでいったのでしょうか?
「そうですね。常に緊張感というか、現場全体に厳しい空気感がありましたね。ピリッとした緊張がずっと漂っているような感覚で、自然と気が引き締まる現場でした」
――第205期の生徒のみなさんとは"同期"として一緒に過ごす時間も多かったと思います。現場では、どんな関係性でしたか?
「生徒のみなさんは、それこそ支え合う仲間みたいな存在でしたね。厳しい空気感の中にいるからこそ、同じ目線で話せる相手がいるのはすごく心強くて。結果的に、一番すぐ仲良くなれた感じがありました。合間で明るくしないと、ずっと緊張感が続くと休まらないところもあったので。休憩中は、生徒のみなさんと会話しながら、仲良くさせていただいていました。そこで気持ちを切り替えられる部分もありましたね」
――改めて、齊藤さんが演じた星谷舞美は"成績優秀でしっかり者"という役どころです。
「成績が優秀で、すごくしっかりしている役ですし、警察学校にいる中でも成績優秀っていう設定だったので、とにかくしっかりしないと、という意識がありました。あと、私の低音ボイスが、この作品の中の星谷舞美という役にはすごく合っているんじゃないかなって、役柄を見たときから思っていたんです。そこを活かすように、常にしっかりしている生徒でいようというのは意識しました」
――語尾をはっきり言い切ったり、間髪入れずに返したりと、テンポ感が印象的でした。演じていて、普段のお芝居と違う感覚はありましたか?
「そこまで戸惑うことはなかったです。ニュアンスをつけるというより、とにかくビシッとしている台詞とか言い回しだったので、逆にやりやすかったです」
――星谷のような役柄は、齊藤さんの芝居の強みが出るタイプだと感じました
「意外と、舞美のような役は初めてだったんです。でも、実際の私自身もどちらかというとテキパキ喋るタイプなので、やりやすかったですね」
――演技面では「やりやすかった」というお話もありましたが、逆に"これは大変だった"という場面はありましたか?
「難しかったのは訓練のシーンですね。全員で合わせるみたいなシーンはなかなか合わなくて。前作と比べられたりもするので、そこを揃えるのはすごく大変でした。みんなも壁にぶつかりながら、必死に切磋琢磨してやっていった感じでしたね」
――あの訓練シーンは、集団としての完成度が問われる場面だと感じました
「30人ぐらいで行進したり走ったりする動きも、男性・女性関係なく、全員で同じリズムや幅に合わせないといけなかったので。そういう意味でも、やっぱり難しかったです」
――普段なかなか経験しない動きでもありますし
「そうですね。普段の生活ではまずやらない動きでした(笑)。だからこそ、やってみると想像以上に難しくて、揃えることの大変さをすごく実感しました」
――緊張感のある現場で、しかも大人数・大所帯での撮影だったと思います。
「今回の作品もそうなんですけど、本当に大人数・大所帯での撮影だったので、免疫力だったり健康面の管理は徹底的にしました。あとは、常に体を冷やさないようにすることを心がけましたね」
――普段からも、そういう健康管理は意識されているほうですか?
「普段から気を付けてはいますね。免疫力が上がるように意識してみたり、サラダボウルを食べたり(笑)。健康的な生活を心がけています」
――木村拓哉さんをはじめ豪華なキャストの方々が出演されています。撮影期間を通じて、刺激を受けたことや印象に残っていることはありますか?
「木村さんは、お会いできるなんて思っていなかったので、ご一緒できたこと自体が夢みたいでしたし、光栄でした。撮影での立ち居振る舞いだったり、現場でのあり方を勉強させていただきました。周囲に気が回るというか、みなさんに親切にしてくださったり。座長として本当に素晴らしいなと思いました」
――木村さん演じる風間教官はスクリーン越しでも"圧"が伝わってくる役柄ですが、実際に対面して、お芝居をするとなるといかがでしたか?
「撮影中は、風間教官としてビシッとしている感じがすごくて。怖いなと思いながらお芝居に挑めました。本当に気が引き締まる感じでしたね」
――最後に公開に向けて楽しみにしてほしいポイント、注目してほしい部分を教えてください
「今までの集大成っていう感じです。謎が解けることもありますし、前編は緊張感がすごく溢れる作品だったと思うんですけど、後編はより深く、ひとりひとりの物語がさらに奥深くなるので。壮大な集大成として、全体を楽しみにしていただけたらと思います」
取材・文=川崎龍也 撮影=内田大介
ヘアメイク=木戸出香 スタイリスト=高橋美咲(※「高」は正しくは「はしご高」)
配信/公開情報
映画『教場 Reunion』
Netflixにて独占配信中
映画『教場 Requiem』
2026年2月20日(金)より劇場公開
(C)フジテレビジョン (C)長岡弘樹/小学館

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