映画『ほどなく、お別れです』にて兄妹役で共演の西垣匠と久保史緒里

「小学館文庫小説賞」大賞を受賞した長月天音の同名ベストセラー小説『ほどなく、お別れです』シリーズ(小学館文庫刊)が浜辺美波と目黒蓮のW主演で映画化される。

本作は葬儀会社にインターンとして働くことになったヒロインが、指南役の葬祭プランナーとともに「最高の葬儀」を目指す姿を描くといったストーリー。

さまざまなお別れの形がフォーカスされる中の1つに、女で一つで育ててきた息子と娘を残して、交通事故で亡くなる長野桂子(野波麻帆)にまつわる話がある。今回は、そんな桂子の息子・翔一と娘・玲奈を演じた西垣匠と久保史緒里にインタビュー。お互いの印象などを聞いた。

――出演が決まった時のお気持ちは?

西垣「僕が今回演じた役名が翔一で、久保さんが演じたのが妹の玲奈なのですが、実際も、僕の名前が匠で妹の名前が『れいな』なので、ほぼ一緒なんです(笑)。だから"こんなことあるんだ!おもしろいな!"と思いました。もちろん、作品も家族についての話だったので、きっと素敵な作品になるだろうなぁと思って、本当に嬉しかったです」

――それは妹さんに、伝えたんですか?

西垣「はい。 "私が成長したら、久保史緒里さんになるなんて嬉しい!"と喜んでいました」

西垣匠と久保史緒里の家族にまつわる意外な関係性が判明。映画『ほどなく、お別れです』インタビュー
映画『ほどなく、お別れです』にて長野翔一役を演じた西垣匠
映画『ほどなく、お別れです』にて長野翔一役を演じた西垣匠

久保「いろいろなお別れのお話がある中で、私たちは長野家という家族を舞台にした身近なお別れがテーマだったのですが、家族という形で別れを経験することが、すごく怖くもあるなと思いました。あとは昔から兄が欲しかったので、兄ができてとても嬉しかったです」

――西垣さんにお兄ちゃんっぽさを感じた瞬間はありますか?

久保「めちゃくちゃお兄ちゃんでした。私、すごく緊張しいなのですが、今回は西垣さんと家族という間柄なので、初日に頑張って話しかけてみたんですよね。2人とも『劇団☆新感線』の作品に出演させていただいたという共通点があったので、その話題を1つ用意して、話しかけてみました(笑)。そしたら、お兄ちゃんがリードしてくださって。初日から兄妹になれた感じがしました。

普段からなにか用意していくわけではないのですが、今回は撮影日数がすごく多いわけではなかったので...」

西垣「そうだったんだ!僕は、そこまで考えてなかったので驚きです(笑)。基本的に、ノープランなんですよね。共通点があったから仲良くなれると思っていたし、在籍されていたグループの方との共演も多くて。一方的に知っていたので、大丈夫だろうって思っていました」

――逆に、西垣さんから見て妹っぽいところはありますか?

西垣「実は年齢も、僕の妹と同い年なんです。それで、役名が玲奈だったので、もうそれだけで十分でした(笑)」

西垣匠と久保史緒里の家族にまつわる意外な関係性が判明。映画『ほどなく、お別れです』インタビュー
映画『ほどなく、お別れです』にて長野玲奈役を演じた久保史緒里
映画『ほどなく、お別れです』にて長野玲奈役を演じた久保史緒里

――そもそもおふたり、お互いにどんなイメージを抱いていましたか?

久保「知的な方なのかなって」

西垣「同じことを思っていました。賢いんだろうなって」

久保「実際お会いしたらすごくフランクで、本当にお兄ちゃんって感じでしたね」

西垣「僕は細田佳央太と仲が良いので、事前にどういう方か聞いてみたんです。そうしたら『優しくて細やかで素敵な女性です』って言われて。本当に、その通りだなと思いました」

久保「印象に残った一面で言うと、芯のある話もしてくださったところですかね」

西垣「あれ?話したっけ?」

久保「今回がはじめましてだったのに、演技についてもここまで話してくださるんだなって」

西垣「俺、2%ぐらいしか覚えてないかもです(笑)。でも、そういうモードだったんでしょうね(笑)。それをきっかけに、お芝居をしやすくなればいいなと思ってしゃべったんだと思います」

西垣匠と久保史緒里の家族にまつわる意外な関係性が判明。映画『ほどなく、お別れです』インタビュー
西垣匠
西垣匠
西垣匠と久保史緒里の家族にまつわる意外な関係性が判明。映画『ほどなく、お別れです』インタビュー
久保史緒里
久保史緒里

――それぞれの役に共感したことや、役を通して新しい価値観が生まれたなどの経験はありますか?

久保「長野家って、父が離れて暮らしていたこともあって、各々が家族の形を考えていたと思うんです。兄もきっと、この家族の大黒柱でいなきゃと頑張ってくれていた部分があったと思います。そうなったときに、玲奈の役割は長野家において何だったんだろうと考えると、一歩引いて、俯瞰して、家族一人一人を見ることが重要なんじゃないかなと思いました。

私自身、今までグループに在籍している時にも、一歩引いたところから一人一人を見るということをすごく大事にしていたので、家族における玲奈のポジションには共感できる部分が多かったですね」

西垣「翔一は、父に対して憎しみみたいなものをずっと抱えている役だなと感じたのですが、本当は一番会いたかったんだろうなと思いました。実際会った時、車から見えたんですよ。(父・正史役の原田)泰造さんが雪かきしているのが。それを見た時に、めちゃくちゃお父さんだなと思って。演じてみて、こういう気持ちもあるのかと、すごく新鮮な発見をした気分でした」

――撮影中の思い出は?

西垣「冬の霧ヶ峰のほぼ山頂だったんですけど、すごく寒かったですね」

久保「そうでしたね。天気は良かったけど......」

西垣「でも天気が良かったからこそ、雪の反射が眩しいっていうのもありましたよね」

久保「私、すごく覚えているのが雪の中で、泰造さんがクランクアップだったんですけど、そこで最後に家族写真を撮ったんです。野波さんもいらっしゃったので4人で。そこでの泰造さんが本当に父のポジションで、なんだかすごく泣きそうになりました」

西垣匠と久保史緒里の家族にまつわる意外な関係性が判明。映画『ほどなく、お別れです』インタビュー
西垣匠・久保史緒里
西垣匠・久保史緒里

文=於ありさ 撮影=MISUMI
西垣匠/ヘアメイク=細野裕之 スタイリスト=石橋修一
久保史緒里/ヘアメイク=村上綾 スタイリスト=鬼束香奈子

映画『ほどなく、お別れです』公式サイト

公開情報

映画「ほどなく、お別れです」
2026年2月6日(金)公開
(C) 2026 「ほどなく、お別れです」製作委員会 (C)長月天音/小学館

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