5/18にアニメ「甘神さんちの縁結び」スペシャルイベント「甘神神社 例大祭 2025」が江戸川区総合文化センターにて開催された。

イベントでは上終瓜生役・鈴木崚汰、甘神夜重役・上坂すみれ、甘神朝姫役・若山詩音、 甘神夕奈役・本渡楓、 鶴山白日役・安済知佳の5人が登壇した。
まず、1話より桜が舞い散る場面がピックアップ。この場面は鈴木も「瓜生の人のためにという気持ちに繋がる場面」と印象的な様子をみせる。続いてあがった13話の場面は夜重が「クソババア~!」と叫ぶシーン。会場に流れた上坂の演技には他キャストからもお見事!の声が飛ぶ。また、このシーンを選んだファンを上坂が見つけるとファンに向かって「クソババア~!」と叫ぶというファンサービスをみせ、会場は大きな盛り上がりをみせた。


同票で選ばれたのはとりかへばや物語の夕奈の場面。非常にキザな瓜生が印象的なシーンで、アニメでは夕奈は思わず照れてしまう。しかし、夕奈を演じた本渡は「舞台で役を演じている時に私語を使うのは、無しです」となんとも役者らしいコメントを残し笑いを誘った。

ファンが選んだ場面1位となったのは朝姫の告白シーン。

惜しくもランク外となったのは瓜生と三姉妹の出会いの場面。こちらはアニメ恒例ともいえるラッキースケベの場面でもあり瓜生が三姉妹の下着姿を目撃してしまう。こちらは現在、西武渋谷店モヴィーダ館6・7階 特設会場にて開催中の「甘神さんちの縁結び展」にてアニメの原画が掲載されているようで上坂も「書き込みがすごい!!」と太鼓判を押す。是非とも足を運んでみてほしい。
続くコーナーはアニメにちなんだゲームコーナーで「あとつぎゲーム」からスタート。こちらは例えば「山手線の駅名」というお題があった場合、一人目が「池袋」といえば二人目が「池袋、新宿」と前の言葉にプラスしていくゲームだ。お題は「甘神神社にお願いしたいこと」。序盤は富、幸せと無難な願いが続いていくが安済が突然、四字熟語を用いた難解な舵取りをみせる。覚えきれず困惑したキャスト陣が互いにカンニングをするも最後は鈴木が「富、名声、力...」と何処かで聞いたような台詞でしっかり締めた。
次のゲームでは「瓜生くんのツッコミクイズ」と題して実際のアニメの場面で瓜生がどうツッコミをいれたかを選択する3択問題に鈴木を除いたキャスト全員で挑んだ。

まだまだゲームは続く。「白日さんの間違い探し」では白日役の安済が24話のBBQシーンのイラストに間違いを混入させ、他キャストがそれを探すというもの。安済自身は「簡単になってしまった!」と述べていたが実際の見比べた時間で全て見つけられた観客は少ないだろう。しかし、キャスト陣はそれぞれが注目していたシーンがたまたま別だったこともあり、まさかの爆速で全ての間違いを見破った。これには会場からも拍手が送られる。一応と称し直後に流された不正解だった時用の映像ではアニメの白日がホラーテイストに描かれており会場とキャストから「怖いよ~!」の声も溢れた。
最後のゲームは「三姉妹のボイスかくれんぼ」。三姉妹のキャストがそれぞれボイスチェンジャーを使い、質問に答える。その回答から鈴木、安済の2人が1/2/3番の何番が誰かを当てるというものだ。
ゲームの後はアニメ振り返りコーナー②。ここでは20-24話が対象となった。3姉妹のキャストがライブ準備のため舞台袖にはけると鈴木はここぞとばかりに「白日推しです」と愛を語る。それもそのはず後半の話は白日の話でもあるからだ。そうして選ばれたベストシーンは「またね、瓜生」と語る白日のシーン。安済は「前のシーンから、ボロボロ泣いてしまったがこの場面では泣かないようにグッと我慢しました」と語っており流石はプロとなる芝居。また、「あくまで三姉妹がメインだから白日がメンヘラにみえるだけなんだ!!」と鈴木と安済は熱く愛を語り、会場を盛り上げた。

ライブコーナーでは三姉妹のキャストが巫女衣装で登場。アニメさながらの衣装に会場からは歓声があがる。

盛り沢山のイベントもあっという間に終演の時間。最後にはどのキャストも「またやりたい」と願っているのが印象的だった。それはひとえにファンからの熱い応援を感じられたからであろう。主人公を務めた鈴木は「自身にとって初の2クール主人公なので思い入れがあります。これからも三姉妹をもっと幸せにしたいです」と瓜生らしいコメントで会場を去った。これからも応援する声がある限り、その縁は続いていくだろう。
文=田中諒
イベント情報
甘神さんちの縁結び展
開催期間:2025年5月16日(金)~2025年6月15日(日)
※2025年6月2日(月)~展示内容を一部入れ替え予定。
開催時間:11:00~21:00 (20:30最終入場) ※開催時間は変更になる場合があります。
会場:西武渋谷店モヴィーダ館6・7階 特設会場