小林千晃と榊原優希が語る、アニメ「ガンバレ!中村くん!!」の魅力

春泥原作のテレビアニメ「ガンバレ!中村くん!!」が、4月2日(木)より、各放送局でスタートする。

どこにでもいそうな内気な男子高校生・中村男久斗(CV:小林千晃)の前に現れたのは、クラスメートの広瀬愛貴(CV:榊原優希)。

広瀬を見るとなぜだかドキドキが止まらない。そんな広瀬への"片思いをめぐる妄想と暴走"をどこか懐かしいタッチで描く。

今回は、小林と榊原にインタビューを実施。つい応援したくなる中村くんの恋と、天真爛漫な広瀬くんに迫る。

――原作を読まれた感想から教えてください

小林「"なんて面白いラブコメなんだ"と思いましたね。 "もっと読みたい"と思わされる魅力が詰まった作品でした」

榊原「等身大のラブコメをしているというか。自分の学生時代の甘酸っぱい空気感をそのまま切り取った素敵さがあるなと思いました。アニメ化するにあたって、あの独特な絵柄の質感がどうなってしまうのかとドキドキしたのですが、仕上がったものを見て"すごいな"と。レトロ感ある春泥先生の温かい絵柄をそのまま切り取ったかのようなアニメになっていて、とてもびっくりしました」

――それぞれが演じるキャラクターについて、どのような印象を受けましたか?

小林「中村くんの第一印象は"かわいい"でしたね。ひたむきに1人の人を思い続けているのはもちろん、内気な自分を乗り越えてまで勇気を出すって、特に思春期にはできないことじゃないですか。応援したくなるかわいさにあふれているなと思いました」

榊原「僕の第一印象は"純粋な子だな"でしたね。汚れがなく、なんてまっすぐな子なんだろう、と。

広瀬くんのこの純粋さが、中村くんにとっても、周りのみんなにとっても"あ、天使じゃん!"と感じるところだと思うんです(笑)。もちろん本人的には表に出している部分と、内に抱えている部分があるのですが、それもすべてひっくるめたうえで、素敵な子だなと思いました」

小林千晃と榊原優希が人を好きになる瞬間とは?「自分にない...」 アニメ『ガンバレ!中村くん!!』インタビュー
お互いのキャラクターについて語る小林千晃と榊原優希
お互いのキャラクターについて語る小林千晃と榊原優希

――では、小林さんは広瀬くん、榊原さんは中村くんの印象も教えてください

小林「広瀬はカラッとしていて、狙っていないかわいさがある。そこにグッとくるのも分かります。やっぱり未完成なものに惹かれるというか...。完成されたアイドルではなく、原石を見つけたような、そんな魅力があります」

榊原「中村くんは、自分が思っていることに対して、どうしたらいいのか答えが出ていない部分があるんですけど、でもその内側にはがむしゃらにがんばるパワーが秘められている...そこが素敵だなと思いました。広瀬くん側からは中村くんのモノローグ(心の声)は聞こえないけど、なんと我々には、そのモノローグが聞こえてしまうのもいい(笑)。

アフレコのとき、隣で千晃さんが、とんでもないエネルギーを使ってアフレコをされていたので、ぜひアニメでそのエネルギーを感じていただければなと思います。ブースの中でもキャストの皆さんから『大変ですね』と言われていましたもんね(笑)」

小林「ねぎらわれる回数が多かった作品でした」

――(笑)。原作が素敵な「ガンバレ!中村くん!!」ですが、アニメならではの魅力を教えてください

小林「中村くんの妄想の世界が、色鮮やかに描かれています。人の頭の中を覗いて、それを映像化しているかのような...。現実世界では起こらないことも唐突に起こって、『現実パート』と『中村くんの妄想パート』の2つの世界が楽しめる作品です。アニメーションならではの演出もいっぱいあって、見応えがあるし、面白いなと思いました」

榊原「毎話エンディングが違うし、2クールのアニメ分ぐらい...なんだったらそれ以上の曲や音が使われているので、その音たちの巧みなかけあいに注目です。

分かりやすいところで言うと、本編のラストシーンからエンディングに流れるように移行する美しさが見事。そこはアニメだからこそ生まれた部分だなと思いますね」

小林千晃と榊原優希が人を好きになる瞬間とは?「自分にない...」 アニメ『ガンバレ!中村くん!!』インタビュー
小林千晃と榊原優希に聞く、本作の共感ポイント
小林千晃と榊原優希に聞く、本作の共感ポイント

――高校が舞台の本作。学生の彼らに10代のころの自分を重ねるような「共感ポイント」はありましたか?

小林「僕はどちらかというと広瀬寄りの学生でした。高校生のときからお芝居の勉強をしに(地元の神奈川から)東京に行っていたのですが、そこにいる年上の人たちと会話をしていると、自分の知らない世界をいっぱい知れて、すごく楽しかったんです。

ただ、高校に戻ると、友だちと目指しているものや温度感が違うし、自分の仕事に理解も得られない。会話もアイドルのことやクラスの女の子のことなど、興味が持てない話題ばかりでした。僕も孤独にはなりたくないから、話を合わせているんですけど、そこには心がないんですよね。だから、広瀬の気持ちがよく分かるんです」

榊原「僕も同じです。クラスメートが自分の興味のないことで盛り上がっていて、"男子高校生してんな"みたいな感覚がどこかにあって...。『あそこ行こうぜ!』と誘われたとき、"行きたくないな"と思っても行っちゃう。僕も広瀬くんが陥っているような状況を体験していたので、感情移入する部分がありました。一方で、家に帰ってから"はぁ~。

あれってこうできたな"と反省することもあって...。心の中で"バカヤロー!"と叫んでいたのは、ちょっと中村くん寄りだったなと思います」

――本作は中村くんが広瀬くんに片思いをする物語です。お二人が、恋愛に限らず、「人を好きになる瞬間」はどんなときですか?

小林「自分にない個性を感じると"おっ"と思いますね。他の人たちは面白いところだらけだけど、自分自身は"面白みのない人間だ"と思っているので、すぐに"おーっ!"ってなるんです。例えば榊原くんだったら、今回ご一緒して"自分の芯をもっている方なんだな"と感じました。そうした新しい一面や熱い思いを感じると、いいなって思います」

榊原「僕も近いところがあって、割と自分にできないことや、自分のなかにないスター性に注目しちゃいます。僕は役を演じるときに、ぐちゃぐちゃ考えちゃうタイプなんですが、なかには天性の感覚で正解を導き出せる方がいるんです。もちろんそうした方々も入念な準備をされているとは思うのですが、収録中、かけあいのなかで"これ絶対今考えて、瞬時に出したよな"みたいな大正解をつかみ取る方がいらっしゃって...一体どうなっているんだと(笑)。すごく憧れます。

あと、イベント出演時に面白いことを言われると"なんであんなに面白いことが言えるんだろう"と感動したり、千晃さんで言うと、"なんでこんなに振れ幅のある中村くんを演じられるんだろう"と思ったり、"うわ、すげえ!"と思うと好きになります。そのパワーを我がものにしたいというか...食らう対象として、捕食対象として見たときに人を好きになりますね(笑)」

小林「貪欲だな~(笑)」

小林千晃と榊原優希が人を好きになる瞬間とは?「自分にない...」 アニメ『ガンバレ!中村くん!!』インタビュー
「ガンバレ!中村くん!!」小林千晃、榊原優希
「ガンバレ!中村くん!!」小林千晃、榊原優希

文・撮影=浜瀬将樹

「ガンバレ!中村くん!!」公式サイト

放送情報

TVアニメ「ガンバレ!中村くん!!」
原作:春泥
放送日:2026年4月2日(木)より毎週(木)0:30~
放送局:TOKYO MXほか
声の出演:小林千晃、榊原優希ほか

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