神奈川県は8月22日、2024年に同県を訪れた観光客の延人数(入込観光客数)が過去最高となる2億806万人に達したと発表しました。
インバウンド需要の回復が好調に推移したことなどを背景に、7月、8月、11月を除くすべての月で前年実績を上回り、コロナ禍前の水準を超過したことが明らかになりました。
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訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)- 神奈川県、2024年の入込観光客数が過去最高に
- 日帰り客は8.5%、宿泊客は12.9%増
- エリア別では横浜・川崎エリアの伸びが顕著
目次
神奈川県、2024年の入込観光客数が過去最高に
2024年の神奈川県の入込観光客の推計延人数(延観光客数)は、前年の1億9,111万人から1,694万人増加し(前年比+8.9%)、2億806万人にのぼりました。
延観光客数は2012年以降概ね増加傾向にあり、2017年に初めて2億人を突破しましたが、2020年にはコロナ禍の影響で1億849万人に減少しました。
その後は徐々に回復し、2024年には2019年の2億467万人を339万人(+1.7%)上回り、過去最高を記録しました。
▲年別の入込可能客数の推移:神奈川県 プレスリリースより日帰り客は8.5%、宿泊客は12.9%増
月別では7月と8月、11月を除くすべての月で前年を上回り、好調なインバウンド需要や宿泊旅行の増加などにより、年間を通じて堅調に推移しました。
日帰り観光客の推計延人数は1億8,783万人で、延観光客数の90.3%を占め、前年から8.5%増加しました。一方、宿泊観光客の延人数は2,023万人で、前年比12.9%の増加となっています。
エリア別では横浜・川崎エリアの伸びが顕著
県内を「横浜・川崎」、「箱根」、「湘南」、「丹沢大山」、「相模湖・相模川流域」、「三浦半島」、「足柄」の7つのエリアに分けた分析では、前年比で最も延観光客数が増加したのは「横浜・川崎」エリア(12.6%増)でした。
横浜市では、大規模イベント時に開催事業者と市が連携した回遊施策により宿泊客が増加。川崎市では「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」等への来訪者が増加したことが観光客増に寄与しました。
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神奈川県:令和6年の神奈川県入込観光客数が過去最高を記録しました!
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