
女優の杉本彩が9月1日、自身のインスタグラムで動物愛護週間(9月20日~26日)に向けた啓発ポスターを公開し、動物の不適正飼養による虐待の深刻な実態を訴えた。
今年の啓発テーマは「声なき命に あなたの声を」。
杉本が代表を務める動物環境福祉協会Evaによると、崩壊現場では糞尿が約40センチも堆積する劣悪な環境で、昨年の酷暑により100頭近くいた犬のうち生き残ったのはわずか37頭だった。ぺろちゃんは猛烈な腐敗臭と絶望、極限状態の空腹と渇きの地獄を奇跡的に生き延びたという。
杉本は「規模の差こそあれ、このような事案は全国的に散見される」と指摘。同協会への動物虐待通報の7割強が「不適正飼養」いわゆるネグレクトに該当し、こうした事態は繁殖業者だけでなく、ペットショップ、動物カフェ、動物保護団体、一般飼い主でも起きていると警鐘を鳴らした。
現在の法制度では「不適正飼養による虐待」で起訴されても軽い処罰しか下されないことが多く、同協会は「動物虐待罪の厳罰化」を求める署名活動を展開している。杉本は「声に出して痛みや悲しみ、被害を訴えることが出来ない動物たちの『声なき命に』私たちは何が出来るのか」と問いかけ、署名への協力を呼びかけている。
啓発ポスター・チラシは無償配布されており、9月8日から送付が開始される予定だ。
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【参照元】
杉本彩オフィシャルインスタグラム