
フリーアナウンサーの笠井信輔が、2025年ノーベル生理学・医学賞を受賞した坂口志文大阪大特任教授の研究成果について、自身のインスタグラムでわかりやすい解説を投稿した。
坂口教授は「制御性T細胞」を発見し、その仕組みを世界で初めて解明した功績により、3人の受賞者のうちの1人に選ばれた。
笠井は制御性T細胞の働きを、映画「はたらく細胞」のキャラクターに例えて説明した。がん細胞が体内に生まれると、キラーT細胞(山本耕史演じる役)ががん細胞(SEKAI NO OWARI・Fukase演じる役)を攻撃するが、制御性T細胞はこのキラーT細胞の力を弱める働きをするという。
がん細胞は制御性T細胞を自分の周りに集めることで、キラーT細胞からの攻撃を回避しやすい環境を作り出し、増殖していく。坂口教授はこの仕組みを解明し、制御性T細胞の力を弱めることができれば、キラーT細胞によるがん細胞への攻撃を強化できる可能性を示した。
笠井は7年前にノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑氏の研究から生まれた「オプジーボ」について触れ、余命3ヶ月と宣告された友人がこの治療薬により救われたエピソードを紹介した。坂口教授の研究についても、新しい治療薬や治療法の確立に期待を寄せている。
投稿の最後で笠井は、漫画「はたらく細胞」にも制御性T細胞が登場していることを発見したと追記し、医学界で「そんな細胞は存在しない」と信じられていなかった中で、坂口教授がその存在を発見・解明した偉大さを改めて強調した。
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【参照元】
笠井信輔オフィシャルインスタグラム