
元フジテレビアナウンサーの笠井信輔が14日、自身のインスタグラムで大阪・関西万博最終日を振り返る投稿を行った。笠井は万博取材中に体調不良を抱えながらも仕事を優先し、その結果、帯状疱疹が悪化して緊急入院に至った経緯を明かした。
笠井は万博について「開催前は批判しかないが、始まれば絶対に盛り上がる」と以前から予想していたとし、実際に多くの来場者から「行ってよかった」という声が聞かれたことを報告した。日本人特有の「1本かぶり」現象について言及し、「鬼滅の刃」や「国宝」ブームを例に挙げながら、流行に乗り遅れたくない気持ちへの理解を示した。
取材当日は入場者数23万人という盛況ぶりで、どのパビリオンも大行列だったという。笠井は取材のため並ばずに入場できたことに申し訳なさを感じ、「顔を上げて中に入ることができなかった」と当時の心境を振り返った。
万博への思いについて、笠井は小学1年生の時の体験を紹介。1970年の大阪万博で「月の石」を見たいと母親に頼んだところ、「うちは貧乏だから無理」と断られ、トイレに万博の会場地図を貼って毎日眺めていたという。「あれから55年経って、まさか夫婦で万博の取材ができるとは」と感慨深げに述べた。
しかし、取材3日前から右まぶたが開かなくなる症状が出ていたにも関わらず、「週明けに病院に行けば良いか」と判断してサングラスで取材に臨んだ。週明けの月曜日に大学病院を受診したところ緊急入院となり、医師からは「あと4日早く来ていれば入院せずに済んだかもしれない」と告げられた。
笠井は帯状疱疹について「3日以内で治療すれば軽く済む」という知識が不足していたことを反省し、病院を訪れたのが9日目では遅すぎたと述べた。50歳以上の人に向けて「チクチク痛いと思ったらまず皮膚科へ」と注意喚起も行った。
最後に笠井は今回の万博体験を「『良い思い出』と『反省』が混在した関西万博だった」と総括し、仕事への情熱と健康管理の重要性について考えさせられる出来事となったようだ。
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【参照元】
笠井信輔オフィシャルインスタグラム