豊田エリー、『近松心中物語』千穐楽に感謝の投稿「世界から苦しむ女性がいなくなりますように」
豊田エリーオフィシャルインスタグラム(@ellie_toyota)より

女優の豊田エリーが27日、自身のインスタグラムを更新し、舞台『近松心中物語』の千穐楽を迎えたことを報告した。

豊田は「無事に千穐楽を迎えました」と報告し、劇場に足を運んだ観客や応援してくれた人々への感謝を表した。
今回の舞台では古典的な言い回しや発声、船場言葉のイントネーションなど初めて挑戦することが多かったが、「秋元松代さんの書かれた言葉の強さ、美しさに守られるような気持ちで取り組むことができました」と振り返り、「あらためて、日本語が大好き」と心境を明かした。

作品への取り組みについて、豊田は事前に大阪の風俗街や遊郭の建物を見学し、性産業に身を置く女性について調べるなどの準備を行ったという。今回の演出は江戸時代の物語を現代に置き換えたもので、豊田は「自分の身を売る状況から抜け出せずにいる女性は存在しているし、世界には子供の頃から売られてしまう女の子たちがいる」と現代にも通じる作品の切実さを感じたと述べた。

また、「たとえ芝居でも、人に首を絞められるというのはとても怖いです。そんな思いをする女性が世界からいなくなりますように」と社会への思いも綴った。実際の梅川は心中せず、その後50年以上生きたという史実にも言及し、「様々な思考、感情の渦巻くひと月半でした」と振り返った。

豊田は次回作として、12月11日から21日まで下北沢の駅前劇場で上演されるポウジュ『Downstate』への出演も発表し、観客に足を運んでもらえることへの期待を示した。

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【参照元】
豊田エリーオフィシャルインスタグラム

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