女優・音無美紀子、水俣病実在患者家族の長男と感動の対面
音無美紀子オフィシャルインスタグラム(@mikikootonashi)より

女優の音無美紀子が2月5日、自身のインスタグラムで水俣病をテーマにした舞台「風を打つ」の上演中に起きた感動的な出来事を報告した。

音無が母親・栄子さん役を演じる同作品は、水俣の不知火湾で漁を営む一家を舞台に、水俣病の村で最初に罹患した患者の実在の家族をモデルにした戯曲。
広島市民劇場での公演に、モデルとなった家族のご長男・杉本肇さんが熊本県庁保健局の方々と共に観劇に駆けつけた。

杉本さんは観劇後、「いやあ、元気な母ちゃんでしたねぇ」「最初から、ずっと泣いて観てました」と感想を述べ、長男役を演じる生津徹さんとの対面を果たした。また「何とか、熊本で上演できればいいですね」との希望も語ったという。

音無は投稿で、昭和の高度成長期に文明の発達の陰で犠牲になった人々について言及し、「差別や偏見の中で、希望を失わず必死に生きてきた人達」の存在を強調した。また、公演地の広島について「世界で初めての被曝地」として、戦後80年の歴史に思いを馳せ、「生きるもの全てに、生きてきたすべての命に、鎮魂の祈りを捧げずにはいられません」と心境を吐露している。

杉本肇さんは現在も水俣病の語り部として活動を続けており、音無は杉本さんの言葉「治らんもんには慣れるしかなか!ばってん、治せるもんには慣れる訳にはいかんのじゃ、わしらは!」を紹介し、「心に、グサッと刺さります」と深い感銘を受けたことを明かした。

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【参照元】
音無美紀子オフィシャルインスタグラム

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