酒造りを起点に、世界の食文化を拡げることを目指す京都のLinné(リンネ)社は、今年で創業1周年を迎え、クラウドファンディングで1,000万円以上を集めた革新的なSAKE「800(ヤオ)」の一般販売を開始する。
当初の目標額を大幅に上回る成果を達成したことで注目を集めた同SAKEを、この機会に忘れずに手に入れたい。
クラウドファンディングで注目を集めた「800」
昨年末にクラウドファンディングで先行リリースされた「800」は、「異を醸す酒」をコンセプトに、米とは異なる大麦・蕎麦・薩摩芋の麹を取り入れた今までにないSAKEと、スタンダードな米麹のSAKE、計4種類のラインナップが展開されている。当初の目標額100万円を大幅に上回る1,123万円の支援額を達成し、大きな注目を集めたことも記憶に新しい。

米のほかに蕎麦麹などを使用した「800 蕎麦」
「800 蕎麦」は、世界的に生産されている蕎麦をSAKEにすることで、稲作ができない地域や米不足の時代でも酒造りの主力となりうる蕎麦の可能性を証明するという信念のもと造られた、未来の世界に醸造技術を紡ぐフラッグシップ商品。
蕎麦の実を黄麹にし、吟醸磨きの米とかけ合わせることで、透明感ある甘味を引き出しながら、蕎麦の豊かな風味と調和するようなバランスに仕上がった。常温では品格の高い味わいに、燗にするとまるで蕎麦湯のようなコクと柔らかいとろみが楽しめる。

米に真正面から向き合った「800 米」
「800 米」は、「米から米含むすべて」に発酵対象を拡げる同社にとって、米にも真正面から向き合い、その価値を再定義・再解釈していきたいという思いが込められた、原点回帰のSAKE。
基本に立ち返るだけではなく、常にSAKEの技術進歩を追求しており、今回は焼酎の世界から学びを得て全量白麹を採用することで、すっきりした酸味が引き立つ設計となった。
また、仕込み水の一部を焼酎にした「柱焼酎仕込」にすることでキレを出し、醸造酒と蒸留酒の特長を融合させた味わいと余韻が感じられる仕上がりに。熟成にも向いた同SAKEを、ゆったりと味わいたい。

Linné社が提唱する「SAKE」という呼び名
米・麹・水を主原料として醸造し濾過したものには「日本酒」「清酒」「クラフトサケ」などさまざまな呼称があるが、同社は世界目線でそれらを総合した「SAKE」という言葉を提唱している。この取組みにより、2024年12月にユネスコ無形文化遺産に登録された「麹を用いた伝統的酒造り」をさらに発展させ、未来の大きな技術体系を目指す。

日本酒のイメージを大きく覆す新しい「SAKE」を、日本酒好きであれば見逃せない。
800(ヤオ)
ラインナップ:800 蕎麦、800 米
価格:800 蕎麦4,500円~、800 米3,900円~
販売場所:発酵デパートメント(東京)、小林酒店(京都)
Linné社公式サイト:https://linne-co.jp
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000147935.html
(kyoko.)
※価格はすべて税別
※取扱い店舗は随時追加予定