アーティストとして活躍するASUKI SHIRAISHI氏とPORTER’S PAINTS JAPANが共同企画する作品展「RAIN 記憶の循環」が、5月16日(金)から31日(土)まで開催される。
会場は、JR武蔵溝ノ口駅から徒歩約10分の場所に位置するPORTER’S PAINTS JAPANの日本総代理店ショールーム。
“線”で独自の世界を描くASUKI SHIRAISHI氏
ASUKI SHIRAISHI氏は、人や自然、無機物といった存在が放つ不可視の“呼吸”や“意識”を繊細な線で表現することで知られるアーティスト。近年のアートは欧米のロジカルコンテキストがトレンドとなっているが、彼の表現からは日本人が古くから重んじてきた「アンロジカルな情緒」が感じられる。

同氏はビジュアルデザインや美術展のディレクションの仕事を経て、2020年に約20年ぶりに創作活動を再開。以来、“線”というプリミティブな手法で鑑賞者に自身の世界観を伝えてきた。
PORTER’S PAINTSショールームで作品展を開催
今回開催される「RAIN 記憶の循環」は、自然由来の素材を扱うことで知られるペイントブランド「PORTER’S PAINTS」のショールームが舞台に。同ブランドの塗料は時間と共に色と質感が変化し、空間に深みを与えると定評がある。
両者は作品展を企画するにあたり、「見えないものに耳を澄ます」という互いに共通する部分から着想を得て、「RAIN(雨)」をテーマに据えることを決定。
空から降る雨、大地や空へと循環する雨、かつて雨乞いから始まった「丹沢・大山詣り」の道として知られる大山街道—そんな“雨”のイメージを盛り込んださまざまな作品で会場を彩る。

PORTER’S PAINTSの顔料を用いた新作も展示予定なので、この点にも注目したい。

前述の通り、今回の作品展はショールームを舞台としているため、アートが暮らしにどのように馴染むのか自身の目で確かめることもできる。

日々の暮らしの中にアートを取り入れたい人はまず作品展へと足を運び、参考にしてみてはいかがだろうか。
PORTER’S PAINTS Curated Exhibition
RAIN 記憶の循環
ASUKI SHIRAISHI
会期:5月16日(金)~31日(土)
開廊時間:10時~18時
会場:PORTER’S PAINTS JAPAN(日本総代理店ショールーム)
所在地:神奈川県川崎市高津区溝口3-2-5 BOIL2F
入場料:無料
※水曜・日曜・祝日は休館/木曜以外はアーティストが在廊
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000149307.html
(IKKI)