新潟の地で生まれたクラフトウイスキーが、アジア最大級の酒類品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2025(TWSC2025)」にて、ジャパングランプリと最高金賞を同時受賞。
香りと味わいの完成度を極めた「シェリーカスクフィニッシュ」は、ただのニューボーンではない。
世界が認めた若きウイスキー「シェリーカスクフィニッシュ」
「TWSC2025」で大きな注目を集めたのが、新潟亀田蒸溜所の「シェリーカスクフィニッシュ」だ。熟成期間の短い“ニューボーン”と呼ばれる若いウイスキーであるにもかかわらず、ジャパングランプリと最高金賞という二冠を達成。
国内クラフトウイスキー部門の最高評価を受け、全出品中でもわずか5%しか選ばれない最高金賞にも名を連ねたことは大きな偉業と言えるだろう。

このウイスキーは、バーボン樽による一次熟成に加え、シェリー樽での仕上げ熟成を経て生まれる。その味わいは、クラフトならではの自由な発想と職人の技術が調和した、まさに現代日本のウイスキーシーンを象徴する一本だ。
55%という高めのアルコール度数も、しっかりとした骨格を持ちつつ飲み疲れしない絶妙なバランスで設計されている。その丁寧な仕事ぶりが凝縮されており、これからの日本ウイスキーを牽引する存在として期待されている。

小さな蒸溜所が放つ、大きな存在感
新潟亀田蒸溜所は、2019年創業の新潟小規模蒸溜所が運営する施設で、2021年にウイスキー製造を開始。まだ設立から数年という若い蒸溜所ながら、その品質は国内外の品評会で高く評価されてきた。
TWSCでは2023年に続き3年連続の受賞、さらに、「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)」では4年連続入賞を果たし、2023年には世界最高賞「World Best」にも輝いた。

原料モルトもすべて国内製造にこだわり、仕込みから瓶詰めまでを一貫して手がける姿勢が、製品に深みと一貫性を与えている。
他の受賞ラインナップにも注目
今回のTWSC2025では、「シェリーカスクフィニッシュ」だけでなく、新潟亀田蒸溜所の他のラインナップも高く評価された。「ライオンエディション2」が金賞、「ピーテッド2025エディション」「ピーテッド2024エディション」が銀賞、さらに「ノンピート2024エディション」が銅賞に選出されている。

静かに、だが確実に評価を高めてきた新潟亀田蒸溜所。小規模だからこそ、真摯に酒づくりと向き合い、世界基準の味わいを追求し続けている。
確かな技と時間が込められた「シェリーカスクフィニッシュ」は、その価値を語るに十分な一本だ。
新潟亀田蒸溜所
所在地:新潟県新潟市江南区亀田工業団地1-3-5
公式サイト:https://kameda-distillery.com/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000152885.html
(Fumiya Maki)