1775年の創業以来、革新的な技術とデザインで時計界を牽引してきた「BREGUET(ブレゲ)」。250周年を迎えた今年、その歴史と技術を体現する特別なモデル「トラディション 7035」が世界限定250本で発売された。
アブラアン-ルイ・ブレゲが確立した美学を継承しつつ、独自の素材とカラーで新たな魅力を加えたタイムピースは、時を超えて輝き続けるブレゲの哲学を映し出す。
ブレゲ・ブルーが彩る優美な文字盤
「トラディション 7035」最大の特徴は、ムーブメント全体を大胆に露わにしたスケルトン構造だ。これは、アブラアン-ルイ・ブレゲが製作した時計の裏側から見えるメカニズムに着想を得たもの。地板やブリッジ、歯車など、時計内部の精緻な動きを眺めることができる。
ケースには、250周年を記念して開発された独自の合金「ブレゲゴールド」を採用。温かみのある色調は、ムーブメントの構造美を際立たせ、時計全体にエレガントな雰囲気を添える。

文字盤には、ブレゲの伝統的な装飾技法であるギヨシェ彫りを採用。セーヌ川を上空から見下ろした様子を表現した「ケ・ド・ロルロージュ」模様は、熟練の職人による手作業で丹念に彫り込まれている。
さらに、半透明のグラン・フー エナメルで彩られたブレゲ・ブルーが、文字盤に深みと鮮やかさを加える。レトログラードセコンドのブルースティール針や、ブレゲ数字と百合のモチーフが、文字盤上で調和のとれた美しさを生み出す。

天才時計師への敬意を込めたローター
ケースバックからは、グルネイユ仕上げの地板やブリッジ、そして三日月型のローターを鑑賞できる。ローターは、アブラアン-ルイ・ブレゲが考案した自動巻き機構「ペルペチュエル」をモチーフにしたもの。創業者への敬意と、ブレゲの革新性を象徴するデザインだ。
プラチナ製のローターには、「PT950」の刻印が施されている。細部にまでこだわり抜かれた仕上げは、時計愛好家を魅了するだろう。
「トラディション 7035」は、ブレゲが250年にわたり培ってきた技術と美学を凝縮した特別なモデルだ。アブラアン-ルイ・ブレゲの精神を受け継ぎながら、独自の素材とカラーで新たな魅力を加えたタイムピースは、まさに「伝統」と「革新」の融合と言える。
世界限定250本という希少性も、この時計の価値を高めている。ブレゲの歴史と技術を腕にまとう喜びを、ぜひ堪能してほしい。
「トラディション 7035」特設ページ:https://www.breguet.com/250/ja/tradition-7035/
ブレゲ公式サイト:https://www.breguet.com/jp
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000089724.html
(akihiro takeji)