鎌倉にある「萬屋本店(よろずやほんてん)」が今年5月に開業9年・建物築99年を迎え、今回の10周年と100周年の節目に際し、限定的だったレストランの予約枠を拡大すると発表。“鎌倉本来の落ち着いた魅力”を再発見してほしいとの想いから、歴史的建造物での特別なダイニング体験を提供する。

この機に訪れて、ゆったりとした時の流れを堪能してみたい。

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鎌倉の歴史と魅力をより多くの人に伝えたい

「萬屋本店」は、鎌倉市指定の“景観重要建築物等”に登録された、大正15年建造の歴史的建造物を活用した結婚式場兼レストランだ。

鎌倉|築100周年!景観重要建築物等に登録されたレストランで味わう本格フレンチ

同店は、地域住民やここで結婚式を挙げた新郎新婦様やその家族が「帰ってこられる場所」として、人との縁を重視した限定的なレストラン営業を続けてきた。予約はほぼ満席で、リピーターや常連に愛される空間として定着している。

しかし、建物の100周年を迎えたことをきっかけに「より多くの方に鎌倉の歴史や魅力を感じていただき、この建物を未来に引き継いでいく社会的意義をさらに高めたい」という想いに至った。

鎌倉|築100周年!景観重要建築物等に登録されたレストランで味わう本格フレンチ

そして、6月より土日営業を少なくとも月1回以上行うとともに、平日の予約枠も拡大することを決定したという。

鎌倉本来の静かでゆったりとしたスローライフを実現

現在の鎌倉は外国人観光客向けのサービスや食べ歩きなどが盛んで、日本人が鎌倉本来の「静かでゆったりとしたスローライフ」を楽しむ機会が減少している。その結果、「鎌倉=混雑した観光地」というイメージが広がり、鎌倉本来の魅力が失われつつあるのだ。

同店では、この問題に対し「喧騒から離れ、ゆったりと過ごせる空間を提供」「席の間隔をゆったりと配置し、平日は1日1回転(土日は2回転)」「食後には建物内を無料でご案内し、鎌倉の歴史的建築物の魅力を深く知っていただける機会を提供」といった取り組みを実施する。

鎌倉|築100周年!景観重要建築物等に登録されたレストランで味わう本格フレンチ

鎌倉野菜や銘柄豚を使用した本格フレンチに舌鼓

同店で提供される料理は、鎌倉野菜や産地直送の鮮魚、銘柄豚を使用した本格的なフレンチ和会席。

例えば温野菜の「ロワイヤル 山菜天ぷらと桜エビ」は、フランスの伝統的な卵料理「ロワイヤル」に、和出汁の繊細な風味が重なって一口ごとに洋と和の美しい調和が広がる一皿だ。

冷野菜の「春のキャベツ畑 イトヨリダイの昆布締めを添えて」では、昆布締めしたイトヨリダイの旨みと皮目を炙った香ばしさとともに、甘みある春キャベツの素材そのものの味わいを楽しめる。

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鮮魚を使用したメインは、旬を迎えた桜鯛を、皮目は香ばしく身はふっくらと焼き上げるポワレにした「桜鯛のポワレ 春野菜と和カラシのソース」。

お肉のメインには、引き締まった肉質と噛むほどに広がる濃厚な旨味が特徴の丹波黒鶏をじっくりとグリルし、皮目はパリッと香ばしく焼き上げた「丹波黒鶏のグリル 鶏コンソメソース」などが味わえる。

鎌倉|築100周年!景観重要建築物等に登録されたレストランで味わう本格フレンチ

食事に舌鼓を打ちながら、大正ロマン漂う空間や日本庭園を眺め、非日常的でゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがだろうか。

萬屋本店
所在地:神奈川県鎌倉市長谷2-11-46
コース料金:4,000円、6,000円(税サ込)
営業時間(ランチ):月・木・金 11:00~14:30の1回転/土日(月1回) 11:00~16:00に2回転
萬屋本店公式サイト:https://www.yorozuya-kamakura.jp

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000162344.html

(みくと)

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