クラフトサケの聖地・秋田県男鹿市から、酒造りの副産物である酒粕に新たな命を吹き込んだ革新的なスピリッツが誕生した。「SANABURI SPIRITS 山椒 prototype01」。

和歌山・有田川町産の香り高い山椒を使用し、日々の食事に寄り添う味わいを追求した一本だ。

蒸留技術と地域資源が出会って生まれた、新しい日本のスピリッツを紹介しよう。

山椒が香る、大人のスピリッツ。クラフトサケ醸造所が挑戦する、...の画像はこちら >>

日常に寄り添う、和のスピリッツ

「SANABURI SPIRITS 山椒 prototype01」は、男鹿市の「早苗饗(さなぶり)蒸留所」で生まれた新しい実験酒だ。この蒸留所ではクラフトサケ製造で生じる副産物、酒粕や残留アルコールを無駄にせず、新たな価値を生むことを目指している。

今回のスピリッツには、和歌山県有田川町・かんじゃ山椒園の山椒を使用。その柑橘を思わせる爽やかさと、和山椒特有の青い香りが絶妙に融合する。ストレートやロックもいいが、1:3のソーダ割りで飲むと香りが一層引き立つ。和食はもちろん、中華や洋食にも好相性だ。

山椒が香る、大人のスピリッツ。クラフトサケ醸造所が挑戦する、無駄がなく洗練された一本
掲載元:SANABURI公式

掲載元:SANABURI公式

副産物に新たな命を吹き込む発想

同蒸留所が掲げる「SANABURI構想」は、廃棄リスクの高い酒粕や食材を活用し、持続可能な地域づくりを目指すもの。食品加工場「SANABURI FACTORY」では、すでに代替マヨネーズ「発酵マヨ」などを展開してきた。

今回のスピリッツは、その思想を体現する第一弾。使用されたのは、自社製の粕取焼酎。従来捨てられていた酒粕に手を加え、精緻な味へと昇華させている。今後は山椒のほかにも、多彩な地域食材を活かしたスピリッツやジン、リキュールの展開も構想中だ。

山椒が香る、大人のスピリッツ。クラフトサケ醸造所が挑戦する、無駄がなく洗練された一本
掲載元:SANABURI 公式

掲載元:SANABURI公式

SANABURI SPIRITS 山椒 prototype01を嗜む

蒸留家・鶴田一樹氏によると、スパイシーかつフルーティな香りはワサビやテキーラとも好相性。出汁割りなど日本ならではの飲み方とも馴染み、食事との親和性が高いのが魅力だ。

さらに、早苗饗蒸留所公式アンバサダーを務めるBar Germerの小川祐美子氏は「シンプルな飲み方から色んなアレンジが出来る万能なスピリッツ」と評する。自宅でも飲食店でも活用しやすく、日常に自然と溶け込む存在を目指して開発されたことがうかがえる。

山椒が香る、大人のスピリッツ。クラフトサケ醸造所が挑戦する、無駄がなく洗練された一本

SANABURI SPIRITS 山椒 prototype01は、5月31日(土)より全国44か所の酒販店で販売。食卓に寄り添いながらも、確かな美意識を備えたこの一本を、手に取ってみてはいかがだろうか。

SANABURI SPIRITS 山椒 prototype01
価格:3,000円(税抜)
品目:スピリッツ
アルコール度数:30%
容器:500ml瓶
公式サイト:https://sanaburi.co.jp/shop/sansho-spirits/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000156284.html

(Fumiya Maki)

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