富士吉田｜織物の産地をめぐり、感性を刺激する布の芸術祭「FUJI TEXTILE WEEK 2025」へ

布の芸術祭「FUJI TEXTILE WEEK 2025」が、11月22日（土）～12月14日（日）の期間で今年も開催される。

4回目の開催となる同イベントでは、1000年以上続く織物の産地である山梨県富士吉田市を舞台に、アート展やワークショップ、コラボ企画が行われる予定だ。

FUJI TEXTILE WEEK 2022 出展作品 清川あさみ《わたしたちのおはなし》　撮影｜顧剣亨

テキスタイルの新たな可能性を模索する場

2021年に始まった「FUJI TEXTILE WEEK」は、2023年まで3年連続で開催し、今年は2年ぶりの開催となる。メインコンテンツとなるアート展には、これまで延べ30組のアーティストやクリエイターが参加してきた。

FUJI TEXTILE WEEK 2022 出展作品　落合陽一《The Silk in Motion》　撮影｜吉田周平

FUJI TEXTILE WEEK 2022 出展作品　落合陽一《The Silk in Motion》　撮影｜吉田周平

今年も、テキスタイルだけでなく、街の歴史や自然にもフォーカスした作品を手掛けるアーティストやクリエイターを選出予定だ。

FUJI TEXTILE WEEK 2021 出展作品　大巻伸嗣《トキノカゲ》　撮影｜吉田周平

FUJI TEXTILE WEEK 2021 出展作品　大巻伸嗣《トキノカゲ》　撮影｜吉田周平

「FUJI TEXTILE WEEK」の今年のテーマは“織り目に流れるもの”。目に見える織り目の下には、無数の見えない力が走っている。まるで地下を流れる伏流水のように、音や手のリズム、記憶、土地の気配が、織物の下層で脈打っているのだ。

テーマには、可視化されないものに焦点を当て、文化背景や深層を探ろうとする“想い”が詰まっている。

アート展、ワークショップやコラボ企画も計画中

「FUJI TEXTILE WEEK」は、これまで各界の第一人者によるトークイベントや、産地で制作される織物の紹介など、多様な業種との企画を行ってきた。

今年も、参加者が気軽に楽しめるよう、さまざまな業種と連携した企画を計画中。織物とアートを楽しめるショップや、ワークショップ、コラボ企画も計画されている。

セレクトショップである「Yamanashi Textile Shop（仮）」には、厳選してセレクトされたテキスタイル製品が並ぶ。バッグ、傘、タオルなど、高品質でデザイン性の高いアイテムを取り揃え、アート展に参加したアーティストの関連グッズも展開予定だ。

コラボレーション企画も計画中で、デザイナー山縣良和氏が主宰するファッションを学ぶ学校「coconogacco（ここのがっこう）」や、インディペンデント系書店などとのジャンルを超えた企画も実現するかもしれない。

日頃身近にありながら、その存在を見つめることの少ない「布」の世界に触れられる、新たな芸術体験がここにある。今後発表される続報にも注目だ。

FUJI TEXTILE WEEK 2025
会期：11月22日（土）～12月14日（日）*
会場：山梨県富士吉田市下吉田本町通り周辺地域
チケット：8月下旬発売開始予定
公式サイト：https://fujitextileweek.com/
公式Instagram：https://www.instagram.com/FujiTextileWeek

PRTIMES：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000126597.html

（IGNITE編集部）

*11月25日（火）、12月1日（月）、12月8日（月）は休館