大阪の革小物ブランド「クアトロガッツ」が、“小さいふ屋”の視点から再解釈した長財布を発表した。その厚さはわずか8mm。

栃木レザーを使ったハンドメイドの一品は、スーツにも馴染むスマートさと手仕事の温もりを兼ね備えている。

実用性と美しさを両立させたミニマルな設計は、日常をさりげなく引き立てる存在になりそうだ。

長財布はもういらない?父の一言が変えたものづくり

「小さいふ」で知られるクアトロガッツが、あえて“長財布”を再設計することになった原点は、ブランド創業者の父の言葉にあった。

「これ、もう寿命やな……」。そうつぶやきながら長年使い込んだ財布を見せる父の姿が、開発のきっかけになったという。

時代のニーズに合わせるだけでなく、大切な人の声に応える。そんな想いから生まれたのが、厚さ8mmの薄型長財布だ。無駄をそぎ落としながら、必要十分な機能を丁寧に組み込んでいる。

薄さと収納力を両立した、ミニマルな相棒

厚さ8mmという薄型設計でありながら、最大12枚のカードと紙幣をすっきり収納可能。4つのカードポケットに加え、ロングポケットは3つあり、航空券や領収書なども折らずに持ち運べる。

あえて小銭入れを省いたことで、スーツの内ポケットに入れても膨らまず、ビジネススタイルを崩さないスマートさを実現。ミニバッグ派のユーザーにも、日々の相棒として快適に寄り添う設計だ。

オリンピック競技を支えた“育てる革”

素材には、東京オリンピックの体操器具や、トリノ五輪のスケート靴にも使用された「栃木レザー」のヌメ革を採用。植物タンニンで鞣されたこの革は、使うほどに艶と深みが増し、キズやシワまでもが“味”として刻まれる。

色はキャメル、ブラック、カーキの3色展開。持つ人それぞれの暮らしに寄り添いながら、自分だけの表情へと育っていく。

手のひらの延長にあるような存在感で、毎日の所作を少し豊かにしてくれる。変化を楽しめる一本を、日常の相棒に迎えてみては。

Slim Wallet 薄い長財布 8mm
価格:22,000円(税込)
カラー:キャメル/ブラック/カーキ
サイズ:横17cm×縦9cm、厚み8mm
重さ:70g
素材:栃木レザー(植物タンニン鞣し)
収納:ロングポケット3カ所、カードポケット4カ所

販売ページ:https://quatrogats.com/?pid=186512783

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000237.000031545.html

(山之内渉)

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