英国ロイヤルミントから、グリニッジ天文台の設立350周年を記念する限定コインが登場。時代を越えて受け継がれる科学と文化の象徴が、洗練されたデザインとともに刻まれている。
ゴールドとシルバーが華やかな、深い歴史を感じさせる逸品は、今を見極める目を持つ者にこそふさわしい。真の価値を求める人なら見逃せない。
歴史と美の粋を結集した記念コイン
英国王立造幣局・ロイヤルミントが手がけた「グリニッジ天文台設立350周年記念プルーフ金/銀貨」は、歴史の一部を切り取った芸術作品だ。
デザインを担当したのは、同局のデザイナーであるヘンリー・グレー氏。裏面には、時間と空間の基準点であるグリニッジ子午線と北極星を配し、その周囲には24時間制で時を刻む「シェパード・ゲート・クロック」をあしらった構成となっている。
そして、コインのエッジには「PERFECTING THE ART OF NAVIGATION(航海術の完成)」という一文が刻印されている。技術と哲学が融合した象徴性の高い仕上がりだ。
視覚的な美しさと深い意味が同居する意匠は、所有する者に確かな満足と誇りを与える。
表面に刻まれるのは、チャールズ3世の公式第1コイン肖像。マーティン・ジェニングス氏によるこの肖像は、威厳と静謐さを併せ持ち、英国文化の深みを凝縮したポートレートとして高い評価を得ている。
まさに現代英国を象徴するコインアートの傑作だ。

時間とともに価値が育つ一枚
この記念コインが特別である理由は、その背景にあるグリニッジ天文台の存在にある。
1675年、チャールズ2世によって設立されて以来、350年にわたり科学と文明の最前線を走り続けてきた同天文台は、「グリニッジ標準時(GMT)」という概念を世界に広めた起点である。1884年の国際子午線会議において、世界の経度ゼロ地点として認定されたことで、地球全体の時間軸が初めて統一された。
このコインに刻まれるモチーフは、時代の転換点そのものである。現代に生きる我々にとって、それは「普遍性」と「精度」の象徴であり、そして、選ぶべき価値観の写し鏡とも言える。今を生きるからこそ、過去の叡智を手にする意味がある。
手で触れ、価値を見つめる
この記念コインは、英国ロイヤルミントの日本公式代理店であるコインパレス社を通じて入手可能だ。兵庫県神戸市に本社を構える同社は、英国コインを中心とした資産保全型アイテムを数多く取り扱い、PCGSおよびNGCといった第三者認証機関による正規認定を受けている。
神戸芸術センター30階にあるショールームでは、街と海を望む空間でコインと向き合える。創業以来、英国コインに特化した専門性を活かし、書籍出版、オークション代行、ワークショップ開催といった文化的活動も展開している。

歴史的な節目にふさわしいこの一枚は、確かな審美眼を持つ人にとって自身の価値観を映す存在となるだろう。コレクションとしても、資産としても、人生の指針としても──このチャンスに手に入れて、その深い魅力を感じてみたい。
商品ページ:グリニッジ天文台設立350周年記念プルーフ金/銀貨
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000087.000130354.html
(Fumiya Maki)