“博多の台所”と称される柳橋連合市場のすぐ近くに位置するホテル「クロスライフ博多柳橋」。
地域とのつながりを重視し、ゲストにとっての“サードプレイス”となることを目指す同ホテルが、アーティストのEri Tsutsumy(エリ・ツツミー)氏による個展「Eri Tsutsumy Exhibition|Re-think」を9月30日(火)まで1階ロビーで開催中だ。
Eri Tsutsumy氏が博多で個展を開催
クロスライフ博多柳橋では、2023年から“地域と旅人が交わる場”を目指し、福岡にゆかりがあるアーティストを支援する企画「ARTISTS in CROSS Life」を館内で実施している。
現在開催中の「Eri Tsutsumy Exhibition|Re-think」は同企画の第5弾となる個展で、福岡出身のアーティストであるEri Tsutsumy氏によるシリーズ作品「Re-think」を中心に展示を行う。

「Re-think」は、Tsutsumy氏が寝る前に行うという“連想ゲーム”のなかで浮かんだ2語のドイツ語をモチーフに掲げるシリーズ作品。
「Morgen – Geburt(朝 – 誕生)」「Sprache – Verbindung(言語 – つながり)」「Erfahrung – Freundlichkeit(経験 – 優しさ)」といった単語の組み合わせから膨らませたイメージを、静かでミニマルなフォーマットで描き出す。

さらに、“泉”を意味するドイツ語「Brunnen(ブルンネン)」を冠したシリーズも併せて展示。
こちらは滲みと線によって構成された抽象絵画で、水のように広がる柔らかなかたちと、鉛筆による構造的な線の対比が印象的だ。

スイスと日本を拠点に活躍するEri Tsutsumy氏
最後に、Eri Tsutsumy氏の経歴についても紹介しておきたい。

Eri Tsutsumy氏は前述の通り、福岡出身のアーティスト。
同氏は福岡デザイン専門学校を卒業後、スイスと日本を拠点に活動。2007年から2012年にかけてスイスに滞在し、現地の展覧会にも多数参加した。
その後いったんは日本に戻るも、2020年には再びスイスに拠点を移し、自宅の庭付き住宅を会場とした個展「AT HOME」を開催するなど精力的に活動。2022年に帰国後は、福岡を拠点として作品制作に勤しんでいる。
地元アーティストとホテル空間の貴重なコラボレーションをお見逃しなく。
ARTISTS in CROSS Life vol.5「Eri Tsutsumy Exhibition|Re-think」
期間:展示中~9月30日(火)
会場:クロスライフ博多柳橋 1階ロビー
所在地:福岡県福岡市中央区春吉一丁目6番5号
入場料:無料
特設ページ:https://crosslife-hakatayanagibashi.orixhotelsandresorts.com/news/news-6833/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000406.000101028.html
(IKKI)