“打点がブレない=飛距離が伸びる”というシンプルな理屈に、最先端の技術で真正面から応えた「TPT」のシャフト。

これまで「硬い=安定」「軟らかい=不安定」とされていた既成概念に一石を投じるこの一本が、日本のゴルファーの“飛ばし”に新しい選択肢を与えてくれそうだ。

素材革命が導く、シャフト設計の新常識

トルクフリーパターで注目を集めるL.A.B. Golf Japanを展開するアジルパートナーズが、スイス発のシャフトブランド「TPT Golf」の日本総代理店となり、本格展開をスタートした。

TPTの強みは、航空宇宙やF1、ハイエンド腕時計の分野でも使用されている薄層カーボン素材。これをゴルフシャフトに応用すべく開発されたのが、独自の「ワン・ストップ製法」だ。

この製法では、カーボン繊維を自動で精密に巻き上げることで、軸ズレやスパイン(段差)を排除。既存のロール・ラッピング製法にありがちな個体差を解消し、意図しないトルク(ねじれ)を極限まで抑制している。

結果として、インパクトの打点が安定し、スイングに自信が持てることで、平均飛距離の向上にもつながる。

速いスイングにこそ“軟らかさ”を

従来のシャフト選びでは、ヘッドスピードが速いプレイヤーほど硬いシャフトを選ぶのが定石とされてきた。しかしTPTではその常識も覆る。

極めて高い再現性をもつTPTシャフトは、柔らかくてもヘッドが適切な位置に戻りやすく、しなりを活かした飛距離アップが可能。実際、世界ドラコン大会ではレディーススペックのTPTシャフトを使って411ヤードを記録した事例もある。

先調子/中調子/元調子といった分類も存在せず、重さ・硬さ・弾道特性に合わせて選ぶだけという、ミニマルな設計思想も特徴だ。

展開モデルはドライバーなど3種

TPTシャフトは、現在ドライバー、フェアウェイウッド、ハイブリッド(ユーティリティ)の3種を展開中。今後はアイアンやウェッジ、パターへの展開も予定されている。

価格はモデルごとに異なり、ドライバーはパワーモデルが77,000円、軽量ながらトルクを抑えたニトロモデルが121,000円。

フェアウェイウッドは66,000円、ハイブリッドは55,000円で販売されている。

フレックスは14~21の8段階(小さい数字ほどハードスペック)、弾道は「Hi(高弾道)」と「Lo(低弾道)」から選択できる。

薄層カーボン技術によってスパインや軸ズレを排除した高精度シャフトが、インパクト精度と飛距離に革新をもたらす「TPT」で、スコアアップを狙いたい。

公式サイト:https://tptgolf.jp/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000135969.html

(山之内渉)

※価格は全て税込

編集部おすすめ