近年、本物志向の調味料が注目されている。そのなかで、国際的なオリーブオイルコンテスト「Japan Olive Oil Prize 2025」で金賞を受賞した、大分県国東産のエキストラバージンオリーブオイルが話題だ。
国内最大級の農園で育まれたその一本は、風味・品質ともに世界基準を誇る。まさに食卓を格上げしてくれる存在となるだろう。
世界に認められた日本のオイルという選択
2025年、在日イタリア商工会議所が主催するJapan Olive Oil Prize(JOOP)。今年は578品のエントリーがあり、世界11名のテイスターによる厳正な審査が行われた。そんななかで金賞を獲得したのが、大分県国東クリーブガーデンの「クリーブオイルエキストラバージン」。日本からの金賞受賞はわずか2品だけと、まさに快挙だ。
このオイルの特徴は、ひと粒ずつ手摘みされたオリーブを収穫後12時間以内に搾油するというスピードと丁寧さによって作られている点。酸度は0.14%と、国際基準を大きく下回る鮮度を実現している。
味わいは、熟したブドウのようなフルーティーさ、甘いシナモンとアーティチョークの香り、控えめながらも印象的な辛みと苦みのバランス。その繊細な風味は、天然酵母パンや旬のサラダ、さらには卵かけごはんといった日常の一品すら、格上の体験へと変えてくれる。

手仕事と最先端技術の融合が生む、究極の一本
国東クリーブガーデンは、九州を拠点に2016年から始めたオリーブ事業。現在では38ヘクタールの敷地に約4500本のオリーブを栽培し、日本一の広さを誇る農園へと進化を遂げている。
このオイルづくりにおいて特筆すべきは、搾油は園内で即日実施。温度・衛生管理も徹底され、まさに“飲めるオイル”と呼ぶにふさわしいクオリティが保たれている。
JOOPの受賞は決して偶然ではなく、栽培から加工まで一貫して品質を追求する姿勢の結実だ。

料理の引き算にこそ映える、男の美学を語る味
派手さではなく“本質”へのこだわり。国東産のこのオリーブオイルは、まさにそんな価値観に応える逸品だ。例えば、冷奴に一滴垂らすだけで、豆腐の持つ甘みが際立ち、香り高い余韻が舌を包む。塩や醤油を使わずとも、素材そのものが主役になる。
オイルそのものが主張しすぎることはなく、あくまで料理の奥行きを引き出す脇役として機能する。その絶妙な存在感こそが、豊かな人生を求める食卓にふさわしい。

手間暇と哲学が詰まった一本のオイル。それは、上質なワインや時計のように、日々のなかで選び続けたいと願わせる存在だ。素材の真価を引き出すこの一本を、食卓の定番に加えてみてはいかがだろうか。
大分県国東産エキストラバージンオリーブオイル「クリーブオイルエキストラバージン」
価格:50ml 1,674円、100ml 3,348円
公式オンラインストア:https://qlivegarden.com/collections/oliveoil/products/qlive
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000145367.html
(Fumiya Maki)
※表示価格は税込