日々の喧騒から離れ、心と身体をほどくひとときを求めているなら、山口・長門の長門湯本温泉の新プランに身を委ねてみてほしい。この新プランは、土地に根差した伝統文化に触れる体験と、上質な滞在を見事に融合させている。

萩焼文化を体験するプランと温泉文化を体験するプラン。どちらも長門の魅力を存分に楽しめる内容だ。

山口 長門|深川窯の萩焼や長門湯本温泉「恩湯」を通じた大人の...の画像はこちら >>

器に宿る歴史と地の食、五感で味わう「文化体験プラン」

長門市三ノ瀬で350年以上続く深川窯。その地で生まれる萩焼は、使うほどに表情が変わる「萩の七化け」として、茶の湯の世界でも高く評価されてきた。今回の文化体験プランでは、この萩焼の名窯たち──坂倉新兵衛窯、田原陶兵衛窯などの作品が料理を支える器として登場する。

食事は、「三土料理の哲学」に基づき、地元で採れた食材を地元の技法で調理し、地元の器で供される。とくに魚介や青果は、仕入担当者が自ら市場で選び抜いたものだけが使われる徹底ぶり。音信会席として供される一皿一皿が、器と食材と技の三位一体で織りなす芸術品と化す。

山口 長門|深川窯の萩焼や長門湯本温泉「恩湯」を通じた大人の滞在。心静かに味わう、上質な文化体験

さらに、「器書き」と称する和紙による作家紹介が添えられ、器の背景までも味わえる仕掛けが用意されている。視覚・触覚・味覚のすべてが喜ぶ、まさに静かな驚きに満ちた時間が流れる。

恩湯でしか味わえない、湧き出る湯の生命力

もうひとつのプランが「温泉文化体験」だ。舞台は、長門湯本温泉の中でも特別な存在とされる「恩湯」。室町時代から600年の歴史を誇るこの湯は、住吉神の神託により発見されたと伝えられる“神授の湯”。一番風呂を貸し切ることができるこのプランでは、源泉が浴槽の足元から湧き出す瞬間を、そのまま体感できる。

湯の泉質はpH9.5以上のアルカリ性単純温泉で、肌にやさしく包み込むような感触。湯温は36~38度のぬる湯で長湯に最適。加えて湧出量に合わせ設計された8平米の浴槽からは、常に新しい湯が溢れ、極めて衛生的な環境が保たれている。

山口 長門|深川窯の萩焼や長門湯本温泉「恩湯」を通じた大人の滞在。心静かに味わう、上質な文化体験

持ち帰り用の「クラフト温泉 恩湯」もまた見逃せない。恩湯の源泉に鉱石エキスを加えた高濃度入浴液で、自宅の浴槽でも再現できるよう設計されている。ナトリウムやセレニウムといったミネラル分が含まれ、疲れた身体をやさしく整えてくれる。

歴史と自然に包まれる、もう一つの楽しみ方

長門湯本の魅力は、体験型のプランにとどまらない。旅の合間には、音信川沿いの遊歩道を歩いてみてほしい。石畳風の道に、川のせせらぎ。季節ごとに表情を変える木々や、足湯、川床テラスが心をほぐしてくれる。

少し足を延ばせば、大寧寺もある。創建から600年以上の歴史を持つ曹洞宗の古刹であり、長門湯本温泉の伝説にも登場するこの場所は、荘厳さと静けさをあわせ持つ特別な空間だ。

本堂や放生池、姿見の池など、歴史に触れられる場所が随所に点在しており、旅人の心に確かな余韻を残す。

山口 長門|深川窯の萩焼や長門湯本温泉「恩湯」を通じた大人の滞在。心静かに味わう、上質な文化体験

山口・長門での文化体験は、ただの観光では終わらない。そこにあるのは、手仕事に裏打ちされた美、時を超えて続く温もり、そして感性を呼び覚ます静かな刺激だ。心を整え、日常から解き放たれたいと願う大人にこそふさわしい時間が、ここにはある。

長門湯本温泉
大谷山荘:https://otanisanso.co.jp/
別邸音信:https://otozure.jp/
公式サイト:https://yumotoonsen.com/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000119441.html

(Fumiya Maki)

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