DEN PROJECTは6月26日(木)、応援購入サイト「makuake」にて、茶綿デニムを使用した「クラフト草履DEN(デン)」の限定販売を開始した。先着200足限定で、価格は29,800円。

素材として使用したのは、日本が世界に誇るカイハラ社の「カイハラデニム」。その中でも経年変化が美しい、経糸に茶綿を使った茶綿デニムを採用している。

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「買って終わり」から「育てる」履物へ

現在の暮らしの中で、草履は姿を消しつつある。一方で草履は、手入れを繰り返しながら「育てる」履物だ。流行や即時性ではなく、暮らしに根ざし、メンテナンスを通して長く付き合える「用の美」こそ「クラフト草履DEN」の本質なのだ。

大切にしたのは、かつて日本人が日々の暮らしの中で自然に育んできた、モノとの向き合い方。手をかけ、手を入れ、時間とともに馴染ませていく。そこには、モノを大切に扱う感性や、使い手の遊び心が宿る。

よいものを、長く、大切に使う。「クラフト草履DEN」は昔ながらの道具にもう一度光を当て、使い手と作り手がともに育てていく豊かさを未来につなぐ。

身体に馴染む「用の美」の思想

「クラフト草履DEN」には、左右の区別がない。左右を入れ替えれば均等にすり減り、長く使い続けられる仕組みだ。

履くたびに足に馴染み、脱ぎ履きは自然とスマートになっていく。合理性と美意識が共存する、日本ならではの工夫が込められている。

また踵をわずかに出して履けば裾を踏まず歩きやすく、小指が台に触れることでバランスをとる自然な身体の使い方を促す。こうした設計は、テクノロジーで性能を「足す」のではなく、使うほどに身体が「馴染む」という「用の美」に根ざした思想だ。

「用の美」は、暮らしとともに育まれる美しさ。使い手と時間を共有することで、はじめて立ち上がっていく。作り手の手を離れたあとも、使い手の身体や感覚と響き合いながら、少しずつ完成していく美しさだ。

使い込むほどに美しく。“用の美”を知る「クラフト草履DEN」が先着200足の限定販売開始

メンテナンスを通して長く付き合える設計

クラフト草履DENの特徴は、鼻緒を靴紐のように結びつける座金の開閉式バーを採用している点にある。鼻緒調整、ソール交換、デニム表交換が可能で、メンテナンスを繰り返しながら、長く愛用できる履物だ。

使い込むほどに美しく。“用の美”を知る「クラフト草履DEN」が先着200足の限定販売開始

流行や即時性ではなく、暮らしに根ざし、メンテナンスを通して長く付き合える「用の美」。現代が見失いかけている豊かさを、草履という日本の道具を通して問い直す一足となりそうだ。

クラフト草履 DEN(デン/傳)
素材:カイハラ製茶綿セルビッチデニム(ロープ染)、天然圧搾コルク芯材
サイズ展開:M/L/LL
価格:29,800円
プロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/craftzoriden/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000164486.html

(春緒)

※価格はすべて税込

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