オペラ界の巨匠、レオ・ヌッチ氏が“最後の来日”を迎える。11月9日(日)、サントリーホールで披露されるのは、自ら企画・監修を手がけたヴェルディの傑作《椿姫》《リゴレット》。
19世紀の宮廷劇場に着想を得た編成と演出で、円熟の歌声が再び響く。世界の舞台を60年にわたり駆け抜けた名バリトンによる、記憶に刻まれる一日が始まる。
©Roberto Ricci
60年を捧げた舞台人生、ヴェルディとともに
1960年代にプロデビューを果たし、ミラノ・スカラ座をはじめ世界中の歌劇場を席巻してきたレオ・ヌッチ氏。特に《リゴレット》では通算1,000回以上の舞台に立ち、“当代最高のヴェルディ・バリトン”としてその名を刻んできた。
最後の来日公演では、自身の代名詞ともいえる《リゴレット》に加え、叙情性あふれる《椿姫》を披露。ヴェルディを知り尽くした男が、自らの音楽人生の集大成として舞台に立つ。
精鋭の共演陣が響きを支える“宮廷スタイル”
今回の公演は、19世紀当時の宮廷劇場の様式に着想を得た“宮廷スタイル”で上演。
ミラノから来日する実力派8名によって編成された「アンサンブル・ヴェルディ」による高貴な調べとともに、歌と楽器の一体感ある演奏が響き渡る。

イヴァン・マグリ Ivan Magri (テノール)

エリーザ・マッフィ Elisa Maffi (ソプラノ)
共演には、ヨーロッパのオペラ界で活躍する2人の歌い手が登場。パヴァロッティ氏らの薫陶を受けたテノールのイヴァン・マグリ氏と、ヌッチ氏と5度の共演歴を誇るソプラノのエリーザ・マッフィ氏が、舞台にさらなる深みを添える。
オペラの記憶に刻まれる、特別な一日を体験して
60年の軌跡を重ねてきた巨匠が、日本の舞台に立つのはこれが最後となる。
《椿姫》と《リゴレット》の2演目を、親密で濃密なスタイルで届ける一日限りの特別公演。この歴史的な瞬間を、会場で体感してみてはいかがだろうか。
レオ・ヌッチ、最後の来日
開催日:11月9日(日)
開場:12:45/開演:13:30
会場:サントリーホール 大ホール(東京都港区赤坂1-13-1)
出演:
バリトン:レオ・ヌッチ
テノール:イヴァン・マグリ
ソプラノ:エリーザ・マッフィ
演奏:アンサンブル・ヴェルディ(ミラノより来日)
チケット:S席:28,000円/A席:23,000円/B席:18,000円/C席:14,000円(税込・全席指定)
詳細ページ:https://ticket.rakuten.co.jp/music/classic/RTCQ25R/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003187.000013972.html
(山之内渉)