日本ポップス界の巨人・大滝詠一さん(1948 – 2013)によるレーベル「ナイアガラ・レコード」が設立50周年を迎え、その歴史に新たな一歩を加える特別企画展「Eiichi Ohtaki’s NIAGARA 50th Odyssey」を開催している。
その舞台は東京・神保町の開廊「New Gallery」で、会期は8月3日(日)まで。
世界的なシティポップ・ムーブメントの代表格
『夢で逢えたら』や『君は天然色』、『幸せな結末』といった楽曲で知られる大滝さんは、現在のジャパニーズ・ポップスの礎を築いたシンガーソングライター。

自身のレーベル「ナイアガラ・レコード」は、ロックバンド「はっぴいえんど」解散後の1975年に創設。1981年に発表した歴史的名盤『A LONG VACATION』は、累計出荷300万枚を記録するなど、世界的なシティポップ・ムーブメントを代表する作品として海外からも高く評価されている。
「ナイアガラ・レコード」の事務所を“今”に再現
今回の特別企画展では、“もしも今、神保町に「ナイアガラ・レコード」の事務所があったら…”というコンセプトをもとに、蒐集家(しゅうしゅうか)としても知られる大滝さんが集めた愛蔵品や、レーベルの印象的なアートワークなどが多数展示されている。

注目のひとつは、没後に発表されたアルバム『DEBUT AGAIN』のジャケットを再現したコーナー。事務所の社長机に置かれたタイプライターや黒田武士の人形といったアイテムは、同じ型を特定して取り寄せたほか、現物が残っていないアイテムも、写真を手がかりにイチから形に起こしているという。


また、福生スタジオにあった実物のジュークボックスや、開催に至らなかった「ナイアガラ夏まつりコンサート’85」の“フィクション・ポスター”、初公開写真を含む大滝さんのレコード&映画コレクションなども見逃せない。

その他、アパレルアイテムを含む限定グッズや、50周年記念のリミックス盤『Eiichi Ohtaki’s NIAGARA 50th Odyssey Remix EP』などの販売も実施中。

NIAGARA 50th Odyssey Tee [designed by KOSUKE KAWAMURA]:7,150円

NIAGARA 50th Odyssey コーチジャケット(予約販売/数量限定):16,500円

NIAGARA 50th Odyssey ロゴステッカーセット(全5枚):1,650円
キラキラとした時代を知る生粋の“ナイアガラー”なら、足を運ばないわけにはいかないだろう。
特別企画展 Eiichi Ohtaki’s NIAGARA 50th Odyssey
会期:開催中~8月3日(日)各日12:00~20:00
会場:New Gallery
所在地:東京都千代田区神田神保町1-28-1 mirio神保町 1階
休廊日:月曜 ※7月21日(月・祝)を除く
公式サイト:https://newgallery-tokyo.com/niagara50thodyssey
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000245.000049041.html
(zlatan)