伝統と文化が息づく川越・小江戸蔵里で、埼玉県内10の酒蔵が集う「SAITAMA JIZAKE Matsuri」が7月27日(日)に開催される。ユネスコ無形文化遺産に登録された「伝統的酒造り」を祝い、歴史ある蔵の空間で地酒を堪能できる贅沢な時間が待っている。
日本酒はもちろん、フードも楽しめるのもいい。酒蔵の想いが詰まった時間に、静かに酔いしれてみては。
埼玉10蔵が集結、地元の誇りを一杯に込めて
日本酒生産量全国4位を誇る埼玉。今回のイベントには、さいたま市の小山本家酒造をはじめ、秩父の矢尾本店や羽生市の東亜酒造など、県内10蔵が参加。各蔵の代表銘柄とともに、蔵元自らが酒づくりへの想いや背景を語ってくれるという贅沢なひとときが用意されている。
酒の提供には専用メダルを使う形式で、10枚1,500円から販売。メダルの数に応じて銘柄を選び、酒蔵めぐりのような楽しさも味わえる。漬物や発酵食品とのペアリングも見逃せない。
歴史が息づく空間で味わう、埼玉地酒の奥深さ
イベントの舞台となる「小江戸蔵里」は、1875年創業の旧鏡山酒造を改修した施設。明治・大正・昭和の時代に建てられた酒蔵を保存し、それぞれ「明治蔵」「大正蔵」「昭和蔵」として活用している。国の登録有形文化財にも指定されており、木の温もりと歴史の重みを感じさせる空間は、訪れる者の感性を静かに刺激する。
イベント当日は、そんな蔵の屋外広場にて、日本酒と料理の特設ブースが並ぶ。趣ある建築に囲まれながら、埼玉各地の酒蔵が誇る地酒を味わえることこそ、このイベントの醍醐味だ。
日本酒の伝統と革新を感じる、新たな川越の楽しみ方
「SAITAMA JIZAKE Matsuri」は、単なる試飲イベントではない。
旧鏡山酒造の歴史は1875年の創業に遡り、琵琶湖の「鏡山」に由来する詩的な名を冠するなど、文化的背景も深い。施設内の鬼瓦や蔵の細部にまで伝統の美意識が息づいており、五感を通して味わう時間がそこにある。

一日限りの日本酒の祝祭で、伝統の深みに静かに浸ってみてはいかがだろうか。
ユネスコ無形文化遺産「伝統的酒造り」登録記念イベント@川越「SAITAMA JIZAKE Matsuri」
開催期間:7月27日(日)11時~17時(荒天中止)
開催場所:川越市産業観光館 小江戸蔵里 広場
所在地:埼玉県川越市新富町1-10-1
店舗ホームページ:http://www.machikawa.co.jp/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000147875.html
(Fumiya Maki)
※イベントの内容は予告なく変更となる場合がある