京都・北区で地域に親しまれながらも、令和3年に惜しまれつつ閉業した昭和創業の「明治湯」。そんな同銭湯が、地元若手実業家やクリエイターたちの手により「明司湯」として8月1日(金)に甦る。
昔ながらの銭湯文化を継承しながらも、時代にあった体験価値を楽しめる銭湯に、足を運んでみては。
約1年の準備期間を経てついにオープン
約1年の準備期間を経て、「明司湯」は8月1日(金)にオープンを迎える。元々あった昭和の佇まいを活かしつつも、全タイルを貼り替えた浴室や本格仕様のサウナ、安定した水温の水風呂など、細部にまでこだわった空間設計が魅力の同銭湯。まさに、“銭湯2.0”と呼ぶにふさわしい設えとなっている。

かつて惜しまれつつも閉業した同銭湯を、“もう一度地域に開かれた場”として甦らせるために今回立ち上げられたのが、「京都銭湯甦生プロジェクト委員会」だ。発起人は、京都で住宅建築を手がけるハイトラスト社の代表取締役・坂口祐司氏。
さらに、同氏の想いに共鳴したサウナ・銭湯文化を愛する若手実業家やクリエイターたちが結集し、銭湯を軸とした地域再生プロジェクトが始動した。
同プロジェクトの理念は、「地域と、育む、銭湯」。“銭湯文化”を継承しながら、時代に合った体験価値を提供する場としての再出発を目指す。

ハレの日の選択肢としての銭湯を追求
同プロジェクトが掲げるのは、「伝統と革新をつなぐ“銭湯2.0”」という構想。プライベートサウナに匹敵する快適な空間を目指し、本格的なサウナ設計が採用されているほか、入浴施設を超えて、人と人が出会い、地域に根ざす“交流の場”を意識している。
また、京都のローカル文化を内外に発信するプラットフォームとしての可能性にも注目したい。
浴室は全タイルを新調することで、清潔感あふれる空間へ。

また、水風呂は16℃に設定されており、15℃以下の“痛さ”と19℃以上の“ぬるさ”の間にある“気持ちよさ”を追求。冷却装置により、季節を問わず安定した水温を実現した。
サウナは、高湿度で約80℃設定の「ボナサウナ」を採用。最も高さのある高温の「ぶらんエリア」では、足を浮かせて座りながらゆったりとくつろぐことで、下半身の血流が促される。あぐらをかいて過ごせる奥行きもあるため、思い思いのスタイルで楽しんでほしい。

70cmの高さにある中温の「ねっぱエリア」では、スチーム発生時に蒸気が直撃。蒸気は定期的に押し寄せるため、サウナの締めとして同エリアを選ぶのもいいだろう。

サウナ初心者の人や暑さが苦手な人には、低温の「あぐらエリア」がおすすめ。高さが低いため、スチームの当たりもやさしく、まるで洞窟の中にいるような感覚を味わえる。あぐらがかけるように、一般的なものよりも座面が広めに設計されており、ととのい前の静かなひとときにも最適だ。

「今日はちょっと贅沢したい、いい湯に入りたい、いいサウナを味わいたい」そんな気分の時に選んでほしい同銭湯。まるで自分だけの別荘のような空間で、ゆったりと風呂やサウナを楽しんでみては。
明司湯
オープン日:8月1日(金)
所在地:京都府京都市北区紫野西藤ノ森町1-2
営業時間:平日14:00~26:00、土日祝8:00~26:00
入浴料:880円
公式サイト:https://meijiyu.jp/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000083259.html
(kyoko.)