本坊酒造は、長野県の「マルス駒ヶ岳蒸溜所」より、新シリーズとなる「シングルモルト駒ヶ岳」を9月上旬に定番商品として発売。
これまで限定エディションとして展開されてきた同シリーズだが、多様な熟成年原酒の確保により年中供給が可能となる。
「駒ヶ岳蒸溜所」の自然環境と歴史
「マルス駒ヶ岳蒸溜所」は、1985年に中央アルプス山系・木曽駒ヶ岳の麓である長野・宮田村に設立された。同村は、冷涼な気候と花崗岩層で濾過された雪解け水や、深い霧と雄大な自然林に囲まれた環境がウイスキー熟成に最適とされており、静寂と緩やかな時の流れの中で、多彩な原酒が生まれてきた歴史をもつ。
これらの自然と造り手の技術が響和し、清冽でリッチな味わいを実現している。

定番化に向けた体制整備と味わい
これまで年1回の限定発売だった「駒ヶ岳」は、2011年の蒸留再開から14年を経て、複数の熟成年原酒を蓄積し、今回ついに定番供給体制が整った。9月上旬からは、年間を通じて購入できるシングルモルトとして発売される予定だ。
同ウイスキーの味わいは“爽やかで繊細ながらもふくよかな味わい”を目指しており、まるで熟した果実のような華やかな香味に、滑らかな口当たりと深い余韻が心地よい。ブレンド技術による、香味の一貫性にも注目してほしい。

製品仕様と伝統が感じられるデザイン
「シングルモルト駒ヶ岳」のパッケージデザインには、日本古来の和柄と薄青・深緑が配されており、清冽な水や森の深みが表現されている。和の伝統と自然との調和を感じさせるビジュアルで、ブランドのコンセプトが視覚からも伝わる、日常に特別を届ける一本といえるだろう。

1949年に鹿児島で生まれた「マルスウイスキー」
本坊酒造の「マルスウイスキー」は1949年に鹿児島でウイスキー製造を始め、1960年には岩井喜一郎氏の設計・指導のもと、山梨で本格的にウイスキー事業を開始した。
1985年になると、長野・上伊那郡宮田村に「マルス駒ヶ岳蒸溜所」を竣工。ウイスキー需要低迷期にはモルト原酒の蒸留を休止していたが、2011年に蒸留を再開したという経緯を持つ。
2016年、屋久島に同蒸溜所の樽貯蔵庫となる「マルス屋久島エージングセラー」、鹿児島・南さつま市に「マルス津貫蒸溜所」が竣工された。2つの蒸溜所と、3つの貯蔵施設を構えるウイスキーメーカーとして生産を続けている。

熟成と原酒管理を強化し、新たな定番ラインとして送り出す「シングルモルト駒ヶ岳」は、日本の自然と職人技が結晶した味わいを日常へと届けるウイスキーだ。
豊かな香味と滑らかな口当たりが光る、多くのウイスキー愛好家にとって定番となる可能性を秘めたその味を、秋の夜長にじっくりと楽しんでほしい。
シングルモルト駒ヶ岳
発売期日:9月上旬
タイプ:シングルモルト
原材料:モルト
度数:45%
内容量:700ml(専用カートン入)
入数:1ケース6本入り
価格:7,920円(税込)
本坊酒造公式サイト:https://www.hombo.co.jp/quality/whisky/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000121144.html
(kyoko.)