パリ・オペラ座の最新パフォーマンスや不朽の名作を、全国各地の映画館で体験できる「パリ・オペラ座 IN シネマ 2025」が開催されている。
8月22日(金)からはバレエ「眠れる森の美女」、9月12日(金)からはオペラ「蝶々夫人」が開幕。
全国各地の映画館でパリ・オペラ座の不朽の名作
世界最古にして最高の芸術の殿堂と称されるパリ・オペラ座。その舞台では数々の名作が初演され、現在もなお世界中の観客を魅了し続けている。
この伝統と革新を受け継ぐパリ・オペラ座の最新パフォーマンスや不朽の名作を、全国各地の映画館で体験できるのが「パリ・オペラ座 IN シネマ 2025」だ。

今回は厳選された全3演目を、各1週間限定で公開。7月には、エリーナ・ガランチャとロベルト・アラーニャという2大スーパースターの共演が実現したオペラ「カルメン」を特別記念上映。好評のうちに終了を迎えた。
そして、8月22日(金)からはパリ・オペラ座バレエを代表する古典バレエの最高傑作「眠れる森の美女」、9月12日(金)からは巨匠ロバート・ウィルソンが日本文化への深い理解をこめて演出し、世界で活躍するエレオノーラ・ブラットが主演したオペラ「蝶々夫人」が上映される。
「眠れる森の美女」は若手エトワールによる最新映像
「眠れる森の美女」は、今年4月に収録された最新の映像が上映される。

© Agathe Poupeney /
ロココ時代のフランス宮廷の栄光を舞台上に再現し、贅を尽くしたゴージャスな舞台美術と、パステルカラーの繊細な色使いが美しい数々の衣裳や大人数のダンサーが舞台を埋め尽くす究極の作品。
オーロラ姫役は、昨年エトワールに昇進したばかりの美しき新星ブルーエン・バティストーニが務める。気品にあふれる所作と丁寧な踊りは、見るもの全てを魅了するだろう。
一方、デジレ王子役を演じるのは、若手エトワールのギヨーム・ディオップ。パリ五輪開会式で踊ったほか、カルティエといった数々のメゾンにも起用される逸材だ。
通常の「眠れる森の美女」よりもはるかに高難度で、クラシック・バレエの超絶技巧を尽くした長いソロも見どころだ。
輝かしい舞台に誰もが酔いしれる
オペラ「蝶々夫人」は、2024年9月に上演された舞台。世界文化賞を受賞した巨匠ロバート・ウィルソンによる高度に洗練された演出で、プッチーニの美しい音楽に集中できると好評を集めた。

蝶々夫人役は、日本でもおなじみの人気ソプラノ歌手エレオノーラ・ブラット。一音一音に情熱と感情の強さを込めながら、緻密なバランスと官能的な表現を見事に両立させている。
日本の能や文楽を思わせる舞踊家・花柳寿々紫による人形振りなどの動きも見逃せない。
「パリ・オペラ座 IN シネマ 2025」は、ダンサーやオペラ歌手の細かい表情や華麗な衣裳、舞台美術をじっくりと観ることができるのも魅力。輝かしい舞台に誰もが酔いしれるだろう。
なお、上映映画館は全国12館。公式サイトで確認してほしい。
バレエ「眠れる森の美女」(原題:The Sleeping Beauty)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
収録:オペラ・バスティーユ(2025年4月10日)
オペラ「蝶々夫人」(原題:Madama Butterfly)
音楽:ジャコモ・プッチーニ
収録:オペラ・バスティーユ(2024年9月30日)
配給:東宝東和
料金:一般3,700円(税込)
「パリ・オペラ座 IN シネマ 2025」公式サイト:https://tohotowa.co.jp/parisopera/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000100.000016700.html
(倉岡明之進)