90年以上にわたり工芸と暮らしを結びつけてきたマルニ木工が、上質なじゅうたんを製作する山形緞通(やまがただんつう)とともに「HIROSHIMAアームチェア」専用のクッションを開発した。素材と技術が響き合うこの特別な一品は、日常の座り心地を高め、家具と調和する上質な暮らしを提案する。
職人技とデザイン哲学が交わる逸品
今回発売されたクッションは、マルニ木工の代表作である「HIROSHIMAアームチェア」のために生まれた特別仕様だ。開発に携わったのは、昭和10年創業の山形緞通。糸づくりから染色、織り、仕上げ、アフターメンテナンスまでを自社一貫で担う、日本唯一の緞通ブランドだ。
職人がフックガンで羊毛を打ち込み、高密度に織り上げる「手刺緞通」技法によって、座面に馴染む柔らかな質感と耐久性を両立。さらに端部は手鋏で僅かに傾斜をつけてトリミングし、椅子と一体化したかのような美しいディテールに仕上げた。伝統と現代デザインが交差することで、長く愛される道具としての価値を備えた。

暮らしに溶け込む3色のニュアンスカラー
カラーバリエーションはアイボリー、ライトグレー、ベージュグレーの3色展開。いずれも空間に自然と馴染む柔らかなトーンで、木製家具の温かみを引き立てる配色だ。クッションはほどよいサイズ感で、「HIROSHIMAアームチェア」の板座にぴたりとフィット。すべり止めシートも付属し、使用中のズレを防止する。
季節や空間に合わせて色を変えたり、座り心地をアップグレードするアイテムとして取り入れたりすることで、椅子そのものの魅力がさらに引き立つ。単なるアクセサリーではなく、日常を上質に整える“道具”としての存在感が光る点に注目したい。

受け継がれる理念と現代の暮らしへの提案
マルニ木工は「工芸の工業化」という理念のもと、家具を生産してきた。
両者の共鳴により生まれた同商品は、単なる座り心地の向上にとどまらず、椅子と暮らしの間に静かな豊かさを添える存在となる。道具としての椅子に、職人技がもたらすぬくもりをプラスし、長く愛用できる家具の価値を未来へとつなげていく。

今回発売されたクッションの素材と職人技、そしてデザインの調和が生む心地よさを、この機会に実際に店舗に足を運び、自身の目で確かめてみたい。
HIROSHIMAアームチェア用クッション
価格:29,700円(税込)
カラー:アイボリー、ライトグレー、ベージュグレー
取扱店:maruniの直営店(東京、大阪、広島、廿日市)、maruni fukuoka by weeks、公式オンラインショップ
公式オンラインショップ:https://webshop.maruni.com/
店舗一覧ページ:https://www.maruni.com/jp/shop
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000099007.html
(kyoko.)