韓国発のデザインブランド「FORESK(フォレスク)」が、日本初のエキシビションを開催する。舞台はカルチャーの発信地・下北沢にあるMUSTARD HOTEL SHIMOKITAZAWA。
未来のライフスタイルを予感させる特別な体験となるだろう。
有機的な造形がもたらす新しい美のかたち
FORESKは「持続可能な美しさ」を追求するブランドだ。環境・感覚・ライフスタイルを表現する言語としてデザインを捉え、木の年輪や波、岩など自然から着想を得た有機的なフォルムのアイテムを手掛けている。空間に静けさと詩的な表情を与えるユニークさが魅力だ。
代表作「STILLLEBEN」コレクションのオブジェは、アートとしての存在感を放つと同時に、生活空間で日常的に触れることができるプロダクトでもある。今回の展示で会場となるホテルのロビーや客室に設置された作品は、光や風の変化によって表情を変え、鑑賞者に時間の流れや自然の繊細さを体感させる。

今回のエキシビジョンでは、ホテルのブランドカラーや同時期に開催される「ムーンアートナイト 下北沢 2025」に着想を得た限定トレイも披露され、展示後は全客室で使用される予定だ。環境配慮とデザイン性を両立させるFORESKの哲学を、肌で感じられるだろう。

エコロジーとテクノロジーの融合
FORESKは、すでにパリやソウルの国際展示会にも出展しているブランドだ。デザイナーのパク・ソンファン氏は、大量生産による環境問題と向き合い、「生産の責任」を深く考える経験からブランドを立ち上げた。
同ブランドは廃棄貝殻や再生プラスチックを材料に採用し、3Dプリンティングを駆使して無駄を最小限に抑えた生産を実現。オンデマンド生産により、必要な数だけ作る方式は過剰在庫を生まず、環境負荷の軽減にもつながる。
また、スマートファクトリーの精密な加工技術によって、従来の大量生産では不可能な自由な造形や微細なディテールの再現も可能にしている。

日本初上陸が意味すること
今回の展示は、環境と感性を融合させた新しいライフスタイルを提示する場ともいえるだろう。都市生活者にとって、FORESKのオブジェは空間を彩るだけでなく、日々の暮らしに静かで確かな価値観をもたらす存在となる。9月19日(金)からはオンラインショップでの販売も開始される予定だ。

FORESKの環境配慮と造形美を兼ね備えたオブジェは、使い捨てではなく長く愛せる価値を提供する。日本初となる今回の展示は、持続可能な未来と美意識を体感する特別な機会だ。
FORESK / JAPAN launch EXHIBITION
会期:9月19日(金)~10月5日(日)
開催時間:10時~19時
会場:MUSTARD HOTEL SHIMOKITAZAWA
所在地:東京都世田谷区北沢3丁目9-19
ブランド公式サイト:https://www.foresk.kr/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000167755.html
(Fumiya Maki)