宮城県にあるデザインミュージアム「Numata(DESIGN+ART)Museum」は、10月3日(金)~10月5日(日)の3日間、北欧・ドイツのモダンデザイン黄金期のヴィンテージを集めた特別展示イベントを東京・青山で開催する。
1930~1950年代に活躍した巨匠たちの家具や雑貨を展示販売するほか、現代の作家たちによるアート作品も紹介する。
モダンデザイン黄金期の作品が一堂に集まるイベント
「Numata(DESIGN+ART)Museum」は、単なる展示施設ではなく、建築・インテリア・アートが有機的に響き合う体験型のデザインミュージアムとしてChickadee&HOME沼田寛彦氏が立ち上げた施設。「常設で、いつでもデザインを楽しめる場所」をコンセプトに、時代やジャンルを超えたさまざまなプロダクトを展示している。

今回開催するイベント「Chickadee&HOME Vintage Exhibition」では、北欧・ドイツのモダンデザイン黄金期をテーマにした展示を、東京都港区にある「ESCAPERS AN OTHER WOLRD」「Moon Creative Lab Inc.」の2拠点で開催。
ドイツのディーター・ラムス、ヴィルヘルム・ワーゲンフェルド、フィンランドのアルヴァ・アアルト、アイノ・アアルト、カイ・フランク、デンマークのフィン・ユール、ハンス・J・ウェグナーといった、モダンデザイン黄金期を築いた巨匠たちの作品を厳選して、展示・販売する。
北欧デザインのベースとなったバウハウスの思想を受け継ぎ、コーア・クリントやハンス・J・ウェグナーといった名匠たちに影響を与えたドイツデザインの機能美。そこから、自然の美しさと手仕事の温もりを宿した北欧独自のデザインが誕生した。
当時の「Form follows function(形態は機能に従う)」「Less is more(少ないことは豊かである)」という思想から作り出されたドイツの合理性、フィンランドやデンマークの有機的なフォルム・自然観を宿した作品は現在も愛され続けている。

Finn Juhl / NV-53 Custom Made 3P Sofa / Niels Vodder / 1953

Wilhelm Wagenfeld / Kubus / Glass Canister / Vereinigte Lausitzer Glaswerke

Alvar Aalto 1930s – 1960s / Nanna Ditzel / LYNGBY PORCELAIN
現代の竹工芸・ガラス作家によるアートも紹介
イベント期間中は竹工芸作家・安部仁美氏、ガラス作家・新田佳子氏の作品も併せて紹介。伝統的な竹工芸の技法と実用性が融合したアートピースや、透明性の中に詩的な世界観を宿すガラス作品を展示する。
これらのアートは、モダンデザイン黄金期の「機能美」「素材への敬意」「普遍性の追求」といった理念を受け継ぎながら、現代的な解釈も交えて再構築している。

安部仁美氏の作品

新田佳子氏の作品
イベントの開催日時は10月3日(金)13:00~18:00(オープニングレセプション)、10月4日(土)11:00~18:00、10月5日(日)11:00~16:00。
暮らしを彩る家具や作品が一堂に会し、北欧とドイツ、そして日本の文化を五感で感じられる3日間だ。
会場1:ESCAPERS AN OTHER WOLRD
所在地:東京都港区北青山3-7-10
※イベント開催に伴い通常の営業時間と異なる
会場2:Moon Creative Lab Inc.
所在地:東京都港区北青山3-10-5 SPRING TERRACE OMOTESANDO
Chickadee&HOME:https://chickadee.jp/
Numata(DESIGN+ART)Museum:https://ndam.jp/#concept
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000155167.html
(hachi)