広島・呉の老舗蔵元「三宅本店」が運営する「SETOUCHI DISTILLERY(セトウチディスティラリー)」より、初のジャパニーズウイスキーが登場した。
10月6日(月)に発売される「シングルモルトジャパニーズウイスキー瀬戸内 オロロソシェリーカスク」は、瀬戸内の豊かな自然と酒造りの伝統が融合した一本だ。
瀬戸内の水と伝統が生んだこだわりの製法
「セトウチディスティラリー」は、日本酒「千福」で知られる「三宅本店」が120年以上培ってきた酒造りの知恵を基盤としている。使用する麦芽はノンピートを厳選し、仕込み水には灰ヶ峰の伏流水を採用。この水はミネラルを豊富に含み、ウイスキーに柔らかな口当たりと深みを与える。
発酵には一般的なディスティラリー酵母に加え、フルーティーな香りを生むエール酵母を併用。通常の1.5倍、約90~114時間の長時間発酵を行い、豊かな香りと奥行きある味わいを実現した。蒸留は1,000Lの小型銅製ポットスチルを使用し、再留時にはテールを多く含むローカット方式を採用。これにより濃密で複雑なフレーバーが生まれる。

オロロソシェリー樽熟成とシングルカスクの妙
同ウイスキーの最大の特徴は、熟成樽としてオロロソシェリー樽を選び、瀬戸内の四季に晒して3年以上育て上げたことにある。採用したのは一般的な500Lではなく、225Lのホグスヘッド樽。樽が小さい分、木と原酒の接触面積が増し、熟成が早く進む。
さらに着色料は不使用、冷却濾過も行わないノンチルフィルタード仕様としたことで、旨味成分や油分を残し、グラスの中でゆっくりと変化する味わいが楽しめる。
シングルモルトでありながら、個性をそのまま届ける「シングルカスク」というスタイルも希少であり、樽ごとに異なる表情を見せるのも魅力だ。

瀬戸内を象徴するデザインと手の届く贅沢
ボトルは瀬戸内の海と島々をモチーフにしたオリジナルデザイン。波の揺らぎや風のやわらかさをガラスの曲線に落とし込み、佇まいそのものが土地の空気を伝える。
同蒸留所はこれまで、「本当においしいと胸を張れるウイスキー」を届けるため、創業以来の信念である“酒の味”に徹底して向き合ってきた。今回のリリースはゴールではなく、新たな挑戦の始まりといえるだろう。

画像はイメージ
「シングルモルトジャパニーズウイスキー瀬戸内 オロロソシェリーカスク」は、限定本数で直営店や公式オンラインショップをはじめとした取扱店限定で販売予定。
瀬戸内の四季が育んだ奥深い味わいを、この機会に手に取ってみては。
シングルモルトジャパニーズウイスキー瀬戸内 オロロソシェリーカスク
発売日:10月6日(月)
小売価格:8,500円(税別)
内容量:700ml
原材料:モルト(イギリス製造)
アルコール分:47度
公式オンラインショップ:https://www.sempuku-miyakeya.com/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000071940.html
(kyoko.)