福井県鯖江市・越前市・越前町のものづくりを紹介する、国内最大級のオープンファクトリーイベント「RENEW/2025(リニュー)」が、10月10日(金)から12日(日)まで開催する。

越前漆器や越前和紙といった伝統工芸に、眼鏡のような地場産業を体験したり見学できる、貴重な機会だ。

人数限定の体験もあるので、興味があれば早めにチェックしよう。

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越前鯖江エリアでの伝統工芸や産業を体験

「RENEW」は、福井県鯖江市・越前市・越前町で開催する、持続可能な地域づくりを目指したオープンファクトリーイベントだ。今年で11回目の開催を迎える。

会期中は、越前漆器・越前和紙・越前打刃物・越前箪笥・越前焼・眼鏡・繊維の7産地の工房・企業を一斉開放し、見学やワークショップを通じて作り手の想いや背景を知り、技術を体験しながら商品の購入が楽しめる。

福井・越前鯖江の伝統工芸と産業を体感。122もの工房や企業が開放される「RENEW/2025」

「ものづくりのまち」として魅力的な地域

鯖江市・越前市・越前町で構成される越前鯖江エリアは、越前漆器や越前和紙といった伝統工芸に加え、眼鏡や繊維などの地場産業が半径10km圏内に集まる「ものづくりのまち」だ。

1,500年以上の歴史をもつ産業もあり、福井のものづくりは、受け継がれた技術に新たな工夫を重ねながら発展してきた。

たとえば、業務用にも活路を広げた越前漆器や、世界に先駆けてチタンフレームの量産に成功した鯖江の眼鏡など、柔軟なものづくりの姿勢は、今の産地にも息づいている。

過去最多の122社が参加する体験イベント

同イベントの期間中は、地域の工房や企業が一斉に開放され、職人の技を間近で見学したり、ワークショップを通して手仕事の魅力に触れることができる。

昨年は3日間でのべ約4.8万人の来場者を迎え、年々熱量が高まっており、今回は過去最多となる122社が参加する。

産地の今を体感する工房見学やワークショップ

職人からものづくりの背景や工夫を学べる工房見学や、漆塗り、紙漉き体験、オリジナル眼鏡づくりなど、各社が趣向を凝らして展開するワークショップは、同イベントの魅力のひとつ。

作り手と直接話せるファクトリーショップでは、デッドストックや市場に出回らない一点ものなど、産地ならではの商品との出会いが待っている。

福井・越前鯖江の伝統工芸と産業を体感。122もの工房や企業が開放される「RENEW/2025」

地域を深く知り、越前鯖江の食を味わう

オフィシャルツアーは、地域を熟知するガイドが同行し、テーマごとに組まれた特別コースを専用車で巡るプログラムだ。

また、3日間限定でオープンする「L’aisance × RENEW-FOOD&CRAFT RESTAURANT」では、福井市のフレンチレストラン「L’aisance(レゾンス)」が、福井の食材と越前鯖江の器で構成するコース料理を提供する。

さらに今年は、福井の老舗菓子店と千葉のピーナッツブランドがコラボレーションした「Bocchi × 昆布屋孫兵衛-FOOD&CRAFT CAFE」が初登場。今回限りのデザートコースが味わえる。

福井・越前鯖江の伝統工芸と産業を体感。122もの工房や企業が開放される「RENEW/2025」

長年受け継がれてきた伝統工芸をはじめ、現代の暮らしに合わせて進化するものづくりや、福井の食・歴史・文化を体感できる多彩なプログラムを楽しみたい。

RENEW/2025
開催期間:10月10日(金)~10月12日(日)
開催場所:福井県鯖江市・越前市・越前町全域
開催時間:事業者、コンテンツによって異なる
公式サイト:https://renew-fukui.com/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000106005.html

(田原昌)

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