住宅や施設の外観と調和しながら発電する、屋根一体型の太陽光パネル「Roof–1」に新たなカラーバリエーションが加わった。屋根一体型太陽光パネルの開発を手がけるモノクローム社は、これまでのブラックに加えて、新たな質感を持つシルバー色のRoof–1の販売を開始した。
建築設計における表現の自由度を高めつつ、美観とエネルギー性能を両立する選択肢が、また一つ広がることになる。
外観と一体化する、シルバーという選択肢
「Roof–1」は、架台を用いた従来型の“屋根上に設置するパネル”とは異なり、屋根そのものに太陽光セルを組み込む一体型構造が特徴。建築とのシームレスな統合が評価され、多くの住宅や施設に採用されてきた。
今回追加された新色のシルバーは、光の角度によって印象が変わるアルミ質感を備え、より洗練されたファサード表現を可能にする。陰影が映える立体的な外観をつくることで、建築家が意匠性にこだわるプロジェクトにも適応する。
シルバー仕様のモデルハウス、2026年春に完成予定
モノクローム秋谷オフィス敷地内には、武田清明設計事務所とのコラボレーションによるシルバー色のRoof–1搭載住宅が2026年春に完成予定。周囲の自然と調和しながら、反射や陰影をどう取り込むかが注目されるモデルケースとなる。
すでに「AWAJI EARTH MUSEUM」や「麻布の家」などで導入されてきたブラックモデルに加え、シルバーの新モデルが登場したことにより、用途や環境に応じた選択の幅が広がるだろう。
意匠と性能を両立する太陽光パネル
「Roof–1」は、一度の施工で屋根とパネルの設置が完了する効率性に加え、メンテナンス性の高さでも注目を集める。定格出力はブラックが110W、シルバーが75W。価格はそれぞれ27,000円/35,000円となっている。
建築とエネルギーの新たな接点として、今後ますます機能美を追求する住まいや施設への採用が広がりそうだ。
Roof–1
サイズ:1915×384×30mm
出力:silver 75W、black 110W
価格:silver 27,000円、black 35,000円
公式サイト:https://www.monochrome.so/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000113840.html
(山之内渉)