アウトドアブランド「tab.」を展開する田中文金属社が、新型二次燃焼ストーブ「缶ストーブEX」を10月10日(金)に発売する。
地面への熱ダメージを約40%削減し、収納性や燃焼効率も向上。
キャンプや災害時に活躍する進化型ギアを早速チェックしよう。
地面に優しい二次燃焼ストーブの進化
「缶ストーブEX」は、従来モデルから大きく進化を遂げた。
最大の特長は、脚部を長く設計することで火床の位置を20mm上げ、直下の地面温度を約76℃から43℃へと低減した点である。結果として約43%の熱ダメージ削減を実現し、自然環境への負担を大幅に軽減した。
さらに脚部には折りたたみ機構を採用。収納時にはワンタッチでコンパクトに収められ、従来の「袋に引っかかる」「かさばる」といった不満を解消して持ち運びやすさと利便性を両立させている。
底網の高さ調整機能も追加され、薪や炭など燃料に応じた火加減が可能になった。これにより「遠火でじっくり調理」「近火で豪快に加熱」といった幅広いスタイルに対応。効率的な燃焼で燃料を節約しつつ、料理や暖を取る場面でも柔軟に活躍する。

新オプション「ファイヤーブースター」の実力
同時発売となる新オプション「ファイヤーブースター」は、缶ストーブシリーズを一段と進化させるアイテムだ。本体側面の330個の空気孔が吸気と排熱を最適化し、火力と燃焼効率を飛躍的に高める。
最大の特長は、長い薪を縦置きしても安定する点にある。揺れるように設計された構造が、倒れやすい薪の不安定さを吸収し、焚き火を安全かつダイナミックに楽しませてくれる。
さらにゴトクとしての機能も兼ね備え、鉄フライパンや鍋を載せても空気の流れを妨げず、煙の発生を抑える。
また、遠赤外線効果と放射熱による暖房性能も強化。冬のキャンプでは焚き火としてだけでなく、しっかりと暖を取れる暖房器具としても機能する。
使用後は缶ストーブ内部に収納できるため、荷物がかさばらないのも大きな利点だ。

選べるモデルと進化の背景に注目
今回のラインナップでは、「缶ストーブEX」に加え、シンプルな機能に絞った「缶ストーブST」も登場。
STは高い燃焼効率を維持しながら扱いやすさを重視したスタンダードモデルで、入門機としても最適だ。さらに新旧すべてのオプションと互換性があり、ユーザーは自由にカスタマイズできる。
開発背景には、ユーザーの声と環境問題への配慮がある。初代モデルから9年、改良要望として「長い薪が使いにくい」「炭火では火床が遠い」「暖房力が物足りない」といった意見が寄せられていた。また、キャンプブームの陰で深刻化する直火による地面被害にも対応する必要があった。
「缶ストーブEX」は、こうした課題を一つずつ解決した結果誕生した。初心者でも安心して扱え、自然環境を守りつつ本格的な焚き火と調理が楽しめる。

地面に優しく、火力も暖房力も進化した「缶ストーブEX」。シンプルなSTや多彩なオプションと組み合わせれば、焚き火の楽しみ方も大きく広がるだろう。
アウトドアはもちろん、災害への備えとしての観点でも頼れる本格ギアに注目だ。
缶ストーブEX(エキスパートモデル)
価格:6,380円
製品ページ:https://tanaka-bun.jp/product/%e7%bc%b6%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%bc%e3%83%96ex/
ファイヤーブースター
価格:2,970円
製品ページ:https://tanaka-bun.jp/product/firebooster/
缶ストーブST(スタンダードモデル)
価格:5,280円
製品ページ:https://tanaka-bun.jp/product/缶ストーブst/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000166681.html
(kyoko.)
※価格はすべて税込